はなうんこ 4 | 西森大学文芸部

はなうんこ 4

「お前らは・・・・」
しかしこのヤクザ顔・・・間違いない。
「やあ少年。私は山内というものだ。」
「お前らこれはどういうつもりだ!」
「私らはなにも暴力に訴えているわけでもないし、法に触れることをしているわけじゃないよ。ただ、少し他の人より賢くてね。」
「お前らのせいで世の中の人間鼻血まみれじゃねえか!何とかしろよ!」
「何をどうしろというのだい?」
「なんだと!やはりお前らは・・・。」
「ああ、とてもやりやすかったよ。君はヒトラーのわが闘争を読んだことがあるかい?」
「は?」
「群衆というものは君が思っているよりもよっぽど単純なものだ。あれこれ商品について説明するより資金を大量投下して・・・」
ん?後ろの窓から何か外からすごい勢いで飛んでくるのが見えるぞ?
「あー、山内さん。説明中悪いけど後ろから何か飛んできてるぞ。」
「おおそうか。俺の後ろから飛ぶなくたばれPSP!」
いやそうじゃなくてマジだって。・・・ヤバいこれここに墜落してくるぞ!
「伏せろ!」
 俺 の おかげで間一髪俺たちは物体との衝突を回避した。日本を鼻くそだらけにしたとはいえこいつらも人間であるので目の前で死んでもらっては俺も気分が悪いから助けた。
「何だ・・・・これは」
・・・人のようだが何か変なものを体に巻きつけている。あ、起きた。凄いスピードで飛んできたのに頑丈なやつだな。
「やあ正義の少年。私は脳科学を研究している森というものだ。世を乱す憎きゲーム業界め!お前らの好き勝手にはさせんぞ!」
誰だこいつは・・・。ちょっと待てその体に巻きついてる物体は・・・。
「お前らのような悪の団体は私が身をもって成敗してくれる!」
まさか・・・。
「少年、君と私の素晴らしい世界のために殉ずる気持ちは決して無駄にはならない。誇りを持ってくれたまえ!」
おいマジかよ。自爆テロだ!
「こいつ体に爆弾巻きつけてるぞ!みんな逃げろ!」
「クソッ、またこいつの邪魔が入ったか。」
「え?この人知ってるの?」
「仕方ない正義君、撤退だ。また会おう少年!フハハハハ!」
目の前で意味不明なやり取りが行われていたが、目の前の爆弾はもうすぐ爆発するらしい。逃げなければ!
「うわヤベッ」
俺はなぜか満足した表情で立ち尽くしている森先生を振り切って逃げた。
どうやらギリギリセーフだったらしい。教室を抜けたとたんにものすごい爆発音が起り、ついで棟の左半分、すなわち俺の目の前のコンクリートが完全に崩れた。
さっきは俺も一生懸命叫んだつもりだったが、他の人間はゲームに夢中で助からなかったようだ。残念でした。
しばらくすると警察が来て現場検証を始めた。ついでマスコミが来て大騒ぎしている。
「俺は・・・。何も見てないぞ。」
あんな気違い連中のことは何も知らないぞ。さっさと帰って寝よう。

翌日、なぜか学校は普通通りにあった。
と、ベンチで泣きながらPSPをしている中田を発見した。
「・・・今度はPSPか?」
「ぁぁ、たかゅ・・グシュ。このソフトのストーリーが泣けるんだよ・・・。」
「で、どんなゲームなんだ?今度はうんこか何かか?」
「ぁあ、よく分かったな・・・グスン。いかに下痢を気持ちよく出せるかってゲームで・・・」
「・・・それでなんで泣いてるんだ?」
「主人公の・・・グスン。スランプに陥った時の台詞が・・・」
もういい。もう分かった。みんな死にやがれ。