仕事の裁量 | POP RADIO WEB

仕事の裁量

自宅から最寄り駅まで、朝はバスを使っている。

帰りは元気だったら歩く。疲れていたら、バスに乗る。

昔はバスが苦手だったのに、今はほぼ毎日、バスを使うようになった。

バスの運転士も、いろいろな人がいる。

今日は行きも帰りも、たまたま同じ運転士だった。

この運転士は、ひとりひとりの乗り降りに『ありがとうございます』と言う。

なかなか良い声で、ハキハキと応対する。

バスは全部ワンマンバスなので、基本的なことができていれば、問題ないのだろう。

あとは運転士の裁量だ。

黙って運転しても別に支障はない。

愛想が悪くても、目的地に安全運転で到着してくれれば、それでいい。

だけれども、挨拶をしたり、マイクをつけて案内をする運転士もいる。

それは仕事に対する姿勢なのだと思う。

最低限やれば良い事をこなすだけの仕事か、よりよく仕事をしようとする姿勢か。

僕が今共感するのは、より良く仕事をしようとする姿勢だ。

いろいろ工夫をしながら、どうしたらより良くできるか、考えながら仕事をした方が面白い。

バンドもそうだ。

アマチュアながら、やれる範囲内でどれだけ質を高められるか。

このブログだって、そうだ。

より良い内容、より良い文章を書くにはどうしたら良いか。どうしたら読みやすいか。

工夫をしながら、日々改善して行く方が面白い。

より良く仕事をしようとするバスの運転士を見て、「良い仕事」をしているなと思った。

「良い仕事」をしたいし、また、「良い仕事」をできる環境に居たい。

そんなことを思いながら、バスを降りた。