アラフィフの私が、ジブリ映画で、

『風の谷のナウシカ』が、

大好きな作品のベスト3には必ず入るのだが

先日、このナウシカをスクリーンで観れるということで、行ってきました〜♪


第一位に君臨❗️ドキドキドキドキ

二位はラピュタかなぁ〜!


いやもう、3回は泣いたわー笑い泣きあせる




『風の谷のナウシカ』より


地表の腐海の世界は、

もとは人間たちの手によって汚染させた世界。

大気、水、大地


マスクをしなければ人間や動物は

数分で肺が腐り、生存不可能な世界。


もう、長い歴史の中で、

人間はこの世界には「絶望」しかなかった。


元の人間が暮らしやすい美しい世界に戻るなんていう、「希望」など、どこにもない。


描かれていた伝説の救世主なんて、

ただの伝説に過ぎない。


もうこの世界は終わったんだ。



しかし、

この世界は終わってはいなかった。



最も汚染された腐海の世界の底の底。




その奥底に、命が奪われそうになりながら、

落ちていくナウシカは、

奇跡のように、その柔らかな砂に救われた。


目をあければ、そこは

大気や水、大地が全く汚染されていない、

楽園のような美しい世界。


腐海の存在を、自ら研究を重ねていたナウシカは確信する。


「やっぱりそうなんだ


大地と水が汚れていなければ、

大気は汚染などされない。


森の木々は毒素を取り込み、長い長い時間をかけながら、浄化のプロセスを刻み続けてきた。


諦めてなんてない。


虫はただ、それを守っていただけなんだ。


言葉なき自然の姿と存在によって

再び、美しい水や大地や大気を取り戻し、

生命はまた育まれ続ける。



ナウシカは、その地面に静かにしばらく横たわり、砂の粒子を肌で感じていた。


「嬉しいの


ただ、そう呟いた。

静寂から溢れ出す喜び。



*    *    *    *    *    *    *    *    *  


この映画の世界を、今の私達の世界と

全く別の世界とは、到底思えない。


私達はもう気付いていますよね。


どんな世界を創り、次の世代へと

繋いでいきたいのか。


もう、繰り返しではいけないって。



そして、

人は、誰も踏み入れたくない底の底()

自分の真実に出会い、

本当の自分に気づくのかもしれない。



底まで落ちれば、這い上がればいい。


自分が追い求めていた真実を知るために、

その底()まで落ちる意味はあった。


そこで本当の真実に出会った。


その真実を知った自分は

もう知らなかった自分には戻れない。


同じ地表に戻りついた時には、

すでに、真実を知る者として

もう同じ落ちる前の自分ではないのだ。


ならば、そのまま進めばいい。



大切なものを守るためにずいぶんと長い時を闘ってきたのかもしれない。

その方法しかないと思ったから。


だけど、大切なものを守るための闘いから

勝ち取るためへの闘いに変わったのは、

どの瞬間からだろう。


  守りたいもの


「愛するものを守るために」

闘うのではなく


「愛するものを守るために」

この闘いは終わりにしなければ


闘いが終わった世界には、

守らなければならないものなんて

すでに存在しない。



全てが、そこに在っていいのだから。



何より自分を脅かす存在だと思っていたものが、


奥底を知って、そこから這い上がってきて

見えた世界には、


その存在こそが


優しさと強さと希望という

存在であることを知った。



幻想だったんだ




『風の谷のナウシカ』


このタイミングで、オススメです〜照れラブラブ



すべてに感謝…🌈✨🌈