2022/5/9 女性自身PRIME
またも悲劇が起きてしまった─。5月3日に俳優の渡辺裕之さんが自宅で亡くなっていたのだ。「死が公表されたのは翌々日の5月5日。妻の原日出子さんがお昼ごはんを作って渡辺さんを呼んでも返事がなく、地下のトレーニングルームに行ったら、
そこで首をつって亡くなっていたそうです」(スポーツ紙記者)
亡くなったとされる地下室は、渡辺さんの趣味が詰まった部屋だったという。
「自宅を建て直したときに、地下室を自分の趣味スペースにしたそうです。
そんなに広くはありませんが、トレーニング機材やドラムセットがあり、
大画面テレビで映画を見ることができました。渡辺さんは、ここ最近、
その部屋にこもっていることが多かったようです」(渡辺さんの友人)
渡辺さんの自宅は神奈川県の閑静な住宅街にある。
「3日の午後にパトカーが来て、警察官が出入りして不穏な雰囲気でした。泥棒でも
入ったのかと思っていましたが、まさか渡辺さんが亡くなっていたとは……」
(近所の住民)
渡辺さんと原が結婚したのは1993年のこと。
「原さんは1981年にNHK朝ドラ『本日も晴天なり』のヒロインでブレイク。人気絶頂の1983年に高校時代の同級生と結婚して1女をもうけるも、1987年に離婚しま
した。渡辺さんは1982年にデビューし、スポーツで鍛えた身体で肉体派俳優として
活躍。『リポビタンD』のCMが有名ですね。ふたりは1990年にドラマで共演して
交際が始まりました」(テレビ誌ライター)
近隣住民が目撃した夫婦の姿
原の娘は当時10歳。子連れ再婚だったが、渡辺さんはわが子のようにかわいがり、後に1男1女が生まれて5人家族となる。
「2001年には『パートナー・オブ・ザ・イヤー』に選ばれました。
原さんは2016年に出演した『徹子の部屋』で “キスやハグは当たり前”とアツアツ
ぶりを公言。渡辺さんも折に触れて原さんへの感謝の言葉を述べ、SNSに奥さんの
手料理の写真を上げていました」(同・テレビ誌ライター)
映画でも夫婦役や、一緒にカレールーのCMに出演するなど共演も多数。まさに、
おしどり夫婦として有名だったが、近所の人は少し違った印象を抱いていたという。
「原さんが近所で買い物をすることはよくありましたが、いつも1人で、
夫婦で一緒に歩いているところはあまり見たことがありませんでした」
(前出・近所の住民、以下同)
元外務大臣だった、田中真紀子さんも突然秘書に「指輪が無い!」と騒ぎ、
買いに行かすようなことがありました。記憶が定かじゃない。似ていますね
苦悩を抱えていた渡辺裕之さん 老化で感じる肉体の
衰えによる「喪失体験」か 2022.05.09 11:00 女性セブン
5月3日、俳優の渡辺裕之さん(享年66)が急逝した。死因は「縊死」。
常に溌剌とした印象の渡辺さんだったが、深刻な悩みを抱えていたという。
「実際にはこの2年ほど元気がなく、顔色も冴えませんでした。コロナ禍だけが
理由ではないですが、以前のように仕事が入らず、思い悩んでいたようです。
先のことを考えると不安になり、食事も満足に喉を通らないようでした。それでも、人前に出るときには周囲が期待するエネルギッシュな姿を見せたいと責任感を抱き、それが余計な負担になっていたのかもしれません」(テレビ局関係者)
今年3月に開催されたジャズライブでは、演奏前に「どうしても自信がもてない」と震える姿をライブ関係者に目撃されている。
「老年性うつ」を引き起こす喪失体験
なかなか心が前向きにならない。思ったように体が動かない──
こうした「理想と現実のギャップ」は多くの人を苦しめる。
「渡辺さんは、自分に求められる役割を充分理解していました。60才を過ぎても
トレーニングに精を出していたのは、“ファイト一発” のイメージで語られることが
多いとわかっていたんでしょう。ですが、筋肉や関節などの痛みが常態化していて、トレーニングが満足にできず、肉体の衰えを感じていたようです。ものすごくスト
イックで自分に厳しく、繊細なかたなので、自分を追い込んでしまっていたのかも
しれません」(芸能関係者)
精神科医の片田珠美さんが解説する。
「渡辺さんは、『老年性うつ』の1つである初期老うつ病だった可能性が高いと思います。初期老うつ病は、本人が『大切なものを失った』と感じ、『自分はもうダメだ』と思い詰めるような “喪失体験” が契機になることが多い。たとえば、仕事が減ったり、うまくいかなくなったりして被る経済的な損失や、そのせいで愛する妻や家族を養うという自分が果たすべき責任を果たせなくなり、自分の存在意義がなくなったと感じることなどです。また、以前のように肉体をうまく動かせなくなったと実感する場合も、喪失と受け止められやすい」(片田さん・以下同)
渡辺さんは、ゴルフを筆頭にマリンスポーツやウインタースポーツ、音楽など
趣味も多く、どれもかなりの腕前だったという。「こだわりが強く完璧主義の人は、常に100点、常にいちばんじゃないと気が済まないわけです。ですが老化と同時に
脳も肉体も衰えます。当然、いつかは100点満点にできなくなりますし、いちばんでいられなくなる。それが本人には “喪失体験” になる」
こうした例は、渡辺さんに限った話ではない。一般の人にも言える。
「肉体も体力も年齢とともに衰えますから、いつまでも筋骨隆々というわけには
いきません。体形も変わってきます。それに伴い、気力ももちろん低下します。
むしろ、老年期を迎える前までアクティブで活動的だった人ほど、そのギャップは
大きくなってしまいます」それはまるで、定年を迎えたサラリーマンが、長い老後を目の前にして、生きる目的や、自分の居場所を見失ってしまうことに似ているのかもしれない。渡辺さんのご冥福をお祈りしたい。
この先生がコメントされているように、「不安で先が見えない、自分はダメだ。
こうじゃなきゃダメの完璧主義など」いろんな要素があたんでしょうか
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渡辺裕之さん「俺の責任なんだよな」死去1カ月前に
かけてきた深夜の電話…映画プロデューサーが語る “異変”
FLASH編集部 記事投稿日:2022.05.09 06:00
それはあまりにも衝撃的な文言だった。
「5月3日(火)昼頃、渡辺裕之さんが自宅にて縊死されました」
渡辺裕之さん(享年66)の妻で、女優の原日出子(62)の所属事務所が
5日に発表したコメントである。渡辺さんが発見されたのは神奈川県横浜市の
自宅地下のトレーニングルーム。
これまで、本誌は何度も渡辺さんにインタビューをしてきた。
気配りと優しさに満ち溢れていて、真面目。そしてタフガイ。
およそ「死」とは無縁の印象だったが、周囲はある “異変” に気がついていた。
親交がある俳優は、「昨年末にお会いしたとき、とにかく元気がなくて心配だったんです。ご病気という感じではなく、何か精神的に落ち込んでいるような印象でした」と振り返る。
今年公開の映画で渡辺さんと仕事をともにした映像制作関係者も、
渡辺さんの様子に違和感を覚えたという。
「撮影現場で明らかに元気がなく、声にもハリがありませんでした。
私も心配して声をかけましたが、『大丈夫ですよ』と笑っておられました。
『 現場を盛り上げるために “ファイト一発” をやってください 』とお願いすると、
『 いやだよ 』と言いながらも応じてくださったんですが……」
ある芸能関係者は3月、自宅バーベキューに招かれたときのことを述懐する。
「事務所の後輩俳優が来て場が盛り上がり、ナベちゃん自身も
『映画をやりましょうよ!』と意気軒昂でした。
普段はめったに粗相をしないのに、この日は一人で立っていられないほど
酔っ払い、締めのスピーチでは『 みんなで集まれるのが本当に嬉しくて 』と、
急に泣きだしたんです。翌日に『 いやあ、昨日は酔っ払っちゃいました 』と、
照れくさそうに電話をくれました。また、4月にゴルフに誘われたんですが、
前日に『ごめんなさい、明日はキャンセルさせてください』と連絡が来たんです。
今までそんなことはなかったので、すぐに電話をかけたけど繋がらなかった。
理由に思いあたることはないんですが、コロナが蔓延していたころ一度だけ、
『熟年離婚するかも』と言っていました。世間に対し理想の夫婦を演じるのが
つらいと笑っていましたが、よくある冗談だと思いましたし……」
古くから渡辺さんを知る映画プロデューサーは、渡辺さんが亡くなる
1カ月前の深夜に電話を受けていたという。
「深刻そうな声だったので、『何か困り事があるの? 僕が力になれることがあれば言ってよ。お金? まさか女性問題やクスリじゃないよね』と冗談半分に尋ねると、彼も弱々しくですが、『 いや、どれも違うよ 』と笑っていました。だけど、
『 俺の責任なんだよな 』とこぼしたんです。トラブルを抱えている様子でした。
彼は2005年に1億円の詐欺被害に遭っていたので、いやな予感がして
『 なんの責任?』とすぐに聞きましたが、答えてはくれませんでした。
もう少し粘って尋ねておけば助けられたんじゃないかと、後悔しています」
渡辺さんのご冥福を祈り、合掌。
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3日に亡くなった俳優の渡辺裕之さんの妻・原日出子さんが
コメント 「信じられないほど綺麗で、安らかな顔で
旅立ちました」 FNNプライムオンライン 2022/05/12
3日に亡くなった俳優の渡辺裕之さんの妻・原日出子さんがコメントを出しました。
渡辺裕之さん(2011年)
(以下、全文)
この度は、夫渡辺裕之の突然の逝去に際し、関係各社、ファンの皆様に、大変ご心配をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。皆様にご配慮をいただき、
本日、近親者のみで見送り、荼毘に付させていただきましたこと、ご報告申し上げ
ます。急すぎる別れから一週間、とても心の整理も出来ませんし、語る言葉も見つ
かりません。「何故・・・」は、きっと誰にもわからないと思います。ただ、コロナの最初の自粛の頃から、人一倍家族思いで心配性な夫は、先行きの不安を口に出す
ようになり、考え込むことが多くなりました。何事にもストイックで、一生懸命で、手を抜くことをしない人でした。「眠れない」と体調の変化を訴えるようになり、
自律神経失調症と診断され、一時はお薬を服用していましたが、またお仕事が忙しくなって、元気を取り戻したようでもありました。しかし、少しずつじわじわと、
心の病は夫を蝕み、大きな不安から抜け出せなくなりました。
医師にも相談し、希望の持てる治療を始めた矢先の、突然の出来事でした。
亡くなる前日は、楽しみにしていたゴルフ番組の収録に向けて、久しぶりに元気に動き回り準備をしていました。治療の甲斐もあったのかと安堵していたところでした。この数ヶ月、私も、家族も、懸命に向き合った毎日でした。でも、今は何を
思っても、言い訳になってしまいそうで、後悔を数えたらきりがありません。
渡辺にも、彼を大好きだった方達にも、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今は全ての苦しみから解放され、自由になれたのだろうと信じたいです。渡辺は、
信じられないほど綺麗で、安らかな顔で旅立ちました。それだけが、私たちの救い
です。これまで渡辺を応援し、支えてくださった皆様に、心から感謝申し上げます。
2022 年 5 月 10 日 原 日出子
渡辺裕之さんの実弟が明かす “最後の会話” 取材に
「本当に原さんと結婚してよかった」【スクープその後】
2022年12月30日 デイリー新潮
「リポビタンD」のCMなどで知られる、俳優・渡辺裕之さん(享年66)が急逝して
からが約8カ月が経った。今年5月、故人の実弟・幹夫さんは週刊新潮に取材に応え、亡き兄への思いを語ってくれた。改めて、幹夫さんが明かした最後の会話、
そして渡辺さんの妻・原日出子さんへの思いを振り返りたい。
(以下、「週刊新潮」2022年5月19日号を再掲する。
日付や年齢、肩書などは当時のまま)
***
「連絡をもらったのは亡くなった、その直後だったと思います。
ただただ驚きました」 とは、渡辺さんの実弟・幹夫氏だ。
幹夫氏は渡辺さんの3歳下で、一時は兄のマネージャーを務めていたこともある。
「翌日には遺体と対面しました。原さんはやはり傷心の様子でしたね。
代わりに、子どもたちがしっかりと対応していましたよ……」と言葉すくなに語る。
渡辺さんが世を去ったのは、5月3日のことだった。憲法記念日のその日、横浜市内の自宅にいた渡辺さんは午前中、地下に設置されているトレーニングルームに入ったという。昼頃、原さんが昼食の用意ができた、と呼びに行ったところ、倒れていた
渡辺さんを発見。その後、死亡が確認された。死因は縊死(いし)と発表され、
遺書はなかった。
仕事もプライベートも順調に見えたが…
渡辺さんは特撮映画や恋愛ドラマで俳優として人気を博す一方、鍛え上げた
肉体を生かし、CMでも活躍。中でも「リポビタンD」のCMで「ファイト、一発!」と叫ぶ姿で大きな脚光を浴びた。
妻の原さんとはおしどり夫婦として知られ、また、今年に入っても複数の
ドラマに出演し、予定も含めて出演映画が6本公開されるなど、仕事は順調だった。
プライベートでは趣味のゴルフはプロ級の腕前。
ジャズバンドを組んでドラムを担当し、ライブに出演することも。さらには、
ゴミ拾いが日課で、毎朝、ジョギングや散歩がてら、ゴミ袋を両手に持ち、
空き缶やタバコの吸い殻を拾う姿がメディアにしばしば取り上げられた。
外からは、およそ自殺という言葉からかけ離れた人物に見えただけに、
衝撃が走ったのである。
「どこかしょんぼりした様子」
「ニュースを聞いて本当に驚いていますよ」
とは、渡辺さんの近隣住民の一人である。
「渡辺さんといえば、やっぱりゴミ拾いの姿。毎朝、小学生の登校前、朝の7時頃には始めて、ある時などは歩いて30分もかかる隣町でも拾っている姿をお見かけしま
した」その熱心さは尋常ではなかったといい、別の住民によれば、「驚いたのは、
道路のセンターライン近くに出てまで、ゴミを拾っていたこと。また、車を運転中、ゴミを見つけて一時停車。車を降りてゴミを拾い、また走るなんて姿も目撃したことがあります」というから、生真面目な性格が十分にうかがえる。
もっとも、そのゴミ拾いもここ数年は回数を減らしていたそうで、
やはり何らかの “異変” はあったのだろう。
近所の行きつけの洋食店の関係者に聞いても、「亡くなる2日前のお昼時にも、お友達と来店されていました。ただ、いつもは陽気な方ですが、この日は元気がなく、
どこかしょんぼりした様子。店員たちの間で、“今日、渡辺さん元気がなかったね”と話題になったくらいです」と証言するのである。
今振り返ると「見た目がおかしかった」
「裕之ちゃんとは、1月に二人でふぐを食べに行ったばかりでした……」
とは、親交の深かった俳優の岡崎二朗氏。
「その時は何とも思わなかったんだけど、今振り返ると、何かに悩んでいたのかも
しれない。まず見た目が少しおかしかった。1~2日、そっていないような無精髭で、髪もくしを入れていないのか乱れた感じ。寝起きでそのまま来たような印象で、
男に対しても格好を気にする性格だったから、違和感を持ちました」
会話も、明るい話題にはならなかったといい、「 “コロナの影響で、イベントとか
作品が少ないんですよね” と。“仕事がないんで、バーベルを持ち上げようとしても
目的意識がないんですよ” とも言っていた。3~4年前、俺が “運動不足で、膝に来て” と言ったら、“そんなの聞きたくないです” と怒られたことがあった。自宅にジムを
作るくらいの運動オタクだったから、もしかしたら、体作りに身が入らない自分が
許せなかったのかもしれない。仕事はあったと報じられているけど、年齢的には
おじいさんの役が多くなるし、自分のやりたいものとのギャップもあったのかも
しれないね」と明かすのである。
予見できない死
さる芸能関係者も、「最近は気分の波が激しくなっていたのは事実のようです」
として、こう続けるのだ。「落ち込んだ状態になると “女房が狙われている” と
ごくごく近しい知人に漏らすこともあったとか。新幹線に乗っても、隣に誰かが
座ると警戒し、席を立つこともあったそうです」
渡辺さんを知る関係者がみな口をそろえるのが、真面目で完璧主義者だった、
との印象だ。
前出の実弟・幹夫氏も、「感情も豊かで、身の周りに起こったことについて、
徹底して考えるタイプでした」それだけに、一度バランスが崩れると、深みから
抜け出せなくなることもあったのだろうか。
「最後に会ったのは、1年前の2月のことでした」と幹夫氏が続ける。
「私の家に突然、ふらっと立ち寄ったんです。で、芋を食べて帰っていったんです
よね。出が茨城ですから、名物の干し芋です。それで、コロナ禍で個人事務所の
経営が大変だ、とか、実家をどうしようか、といった話をしましたね」
コロナで母と1年間面会禁止に
渡辺さんの父は既に他界し、母が水戸市内の実家に一人暮らしをしていたが、
高齢で認知症となり、近所の施設に入所したという。そんな事情もあり、
実家は空き家となっていたのだ。「その後は顔を合わせることこそありませんでしたが、LINEなどではやり取りをしていましたよ。最後に連絡したのは、去年の暮れかな。コロナの影響で、母が昨年1年間は面会禁止だったんです。それが暮れに解け、
ようやく訪問できることになった。その関係でのやり取りでした。
兄は一人で面会に行き、15分間ほど話すことができたそうです」
母のことをいつも気にかけていたという渡辺さん。
本当に原さんと結婚してよかった
ワイドショーなどでは、「うつ症状だった」との指摘もなされていた。
その辺りはどう感じていたのだろうか。
改めて幹夫氏に伺うと、「それが正しいのか、正しくないのか、あまりに急なことだったので、私にもまだわからないことがたくさんあるんです。ただ一つ言えるのは、健康状態も良く、家庭関係も円満だった。何かに絶望してというものでは
ありません。だから、私も原さんも、今回のことは予見できなかった。
周囲に突然見切りを付けるような死に方ではなかったということです」と述べる。
「兄は、幼い時から器用なタイプでした。身体能力も高いし、ドラムもうまい。
あの見た目ですから、学校でもよくモテましたよ。良いところは、すべて兄が持っていました」と幹夫氏は言うが、前述の通り、生き方そのものについては、
むしろ不器用だったのか。逆にそれゆえの悲劇だったのかもしれないのだ。
「そんな兄だけに、本当に原さんと結婚してよかったと思います。
原さんはいつも落ち着いていて、奥さんというより、同志のような……。
結婚は兄のカンで実ったようなものでしたが、これ以上ないパートナーでしたよ」
***
私も急に警戒心が強くなり、行きつけの美容院の担当者に言われた事がありました
TVで原さんが、渡辺さんが自宅に帰ってくると、よく女性の霊が憑いていたと。
原さんは霊感があるので分かると。逆に渡辺さんは、霊が憑きやすいと。
私も霊が憑きやすいので分かります。
桑田佳祐さん 2022年11月2日宮城・セキスイハイムスーパーアリーナから始まったLIVE。純ちゃんにあの子から電話があり相談された後、私が呼ばれた時に、
感じたキツイ気! また嫌な気を貰ったと思いました。そんなことが何回か
人に嫌な気を渡さないで、自分で何とかして!
私も、この年、同じ言葉が何回も頭の中で回っていました
占い師の母から「変わりなさい。弱いから強くしなさい。厳しく言いなさい」と
言われていたので、これからも言って行きます
夫婦仲も良く、孫に恵まれ、仕事も多いと思いますが・・・。
鬱の他に何かあったのでしょう? もし、可笑しな言動行動があれが、
信頼できる人に相談をして、早く病院で受診してください
原さんと子供、お孫さんたちは、明るく健康で暮らしてほしいです
渡辺裕之さんのご冥福をお祈りいたします。
(以上、「週刊新潮」2022年5月19日号再掲)
今年9月のロサンゼルス日本映画祭では、渡辺さん原さん夫妻が初めて夫婦役として共演した映画「雪の花」の追悼上映が行われ、原さんも自身のインスタグラムで「海の向こうで私達の映画が上映されるなんて感激です!」と投稿。また、本日30日には渡辺さんの遺作となった「近江商人、走る!」が公開される。渡辺さんのたくましい姿は、これからも私たちの心の中で生き続けるのだろう。
***
■相談窓口
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電話 0120-279-338(24時間対応。岩手県・宮城県・福島県からは末尾が226)
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・厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」やSNS相談
電話0570-064-556(対応時間は自治体により異なる)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/soudan_info.html
・いのち支える相談窓口一覧(都道府県・政令指定都市別の相談窓口一覧)
https://jscp.or.jp/soudan/index.html
週刊新潮 2022年5月19日号掲載
ワイド特集「我々はどこから来て、どこへ行くのか」より
伊勢物語のあらすじ
十五 しのぶ山
むかし奥州で
何のとりえもない人の妻のところに通っていたが
なぜかこんな境遇にいるべき女性には見えなかったので
男は歌を詠んだ。
あなたのもとへこっそりと しのぶ山しのびてかよふ
通う道があるとよい 道もがな
あなたの心の奥までも 人の心の
こっそり覗けるそんな道 おくも見るべく
女性はとても素敵な方だと思ったが
男の方は
そんな粗野な田舎者の心の奥を見てしまったら
さてどうなったかな。
いつもありがとうございます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました