ステュアート。舌を噛みそう。
11月16日、渋谷のパルコ劇場で上演されている『MARY STUART 』というお芝居を観に行きました。
席は前の方。しかもセンター。ひゃっほい。
どういうお芝居かと言うと、最も印象に残ることは、最初から最後まで一貫して、2人だけで演じられているということ。2人芝居。
主にスコットランド女王・メアリスチュアートとエリザベスの侍女(ナニー)役を演じた南果歩さん。
同じくイギリス女王・エリザベス1世とメアリの乳母(お名前を忘れてしまいました;)役を演じた原田美枝子さん。
この2人の役が変わるとき、舞台美術や衣装が変わることはありません。照明自体も、場面によって目に見えて変化するということもありませんでした。(もちろん、効果的な部分はしっかり押さえられてましたよ~)
あえて言うなら、「カーン」というカンジの音が入っていたくらい。
が、気がつけば今までのメアリーたちがいた牢獄ではなく、代わりにそこはエリザベスたちのいる部屋になっているのです。
それとは別に、↑で挙げた4人以外もいくつも演じていたり。
ああ、役者ってスゴイ!
2人しかいないのに、舞台が広く感じるということもないし。(とは言っても、美術で元の舞台の大きさよりは狭くしてありましたけど)
おそらく、舞台装置や衣装、照明などの裏方はもちろんのことながら、それ以上に役者の演技力の幅に圧倒されるような舞台だと思います。
ただ、あえて難点を言うならば、多くの日本人にはストーリーが難解だろうなあということ。西洋史をそれなりに知っている人ならそうでもないのだろうけれども。
2人の詳しい時代背景はココ かココ(メアリー /エリザベス )なんかが詳しいかと。大変に頭がいたくなりそうですが。
でも、もし観るならば、少しだけでも知識を詰め込んでいくことをオススメします。
なくても、役者の魅力で十分楽しめるとは思うけどね。
そうそう。検索しているときに、悪女占い なるものを見つけてしまいました。
・・・私はジャンヌダルクでしたけどね。
大変にクチの悪い占いなのでお気をつけを。