「美しき緑の星」より

http://www.veoh.com/watch/v88594004eWn9Gt5s

異星人
「地球はひどいところさ。圧政、不平等、差別、独占、飢餓。しかも貨幣経済だ。」
「産業化の時代は過当競争と不要品の大量生産、戦争、原子力、自然破壊、奇病。原始時代だね。」
「地球では上である事が大切なんだ。女より男が上、村より町、子どもより大人。動物より人間。人種の上下も。」
「彼らは通信不能だよ。パソコンばっかりいじっているので脳が萎縮してるんだ。」

目が覚めた産婦人科医
「私は分娩を知らない。私にできることは注射と手術、計測と記録、そして帝王切開。私は未知の現実と向き合うのが怖かったんだ。助産師の君なら、出来るさ。」

異星人
「奇妙ね、くず鉄を耳や首に付けて…原始宗教の呪術かしら?」
(口紅は)「付けないと、愛されない?」
「音楽はもう聞かないの。私たちは静寂を好むのよ。」

 
異星人
「工業時代の後は、大裁判になる。有害物を製造した人全員に、有罪の判決が下されるんだ。食品、化学物質、武器、タバコ、酒、医薬品、原子力、自動車、建築などの業者、それで蓄財した政治家。」
「不買活動が始まった。有害物は買わないようにしたんだ。軍隊も警察も手が出せなかった。それが復興前の混乱期。もちろんその後復興するよ。」

車を擦られ怒り狂う人に
「そんなに大騒ぎすることか。この地上では5人に4人が餓死しているんだ。難病で死ぬ人もいる。空爆のために地下室で暮らす人たちも。だのに、あんたは何だ、こんなことで。」

「木の葉を見上げたことはあるか?
自分の妻はどうだ?ちゃんと見たことはあるか?
子どもたちはどうだ? 美しい子どもたちは?
毎日牛乳を出してくれる牛に感謝しろ!」

「あんたの人生は、素晴らしい。実に恵まれている。
それがこんなことで大騒ぎするとは、ひどすぎる!」