馬は東輝(とうき)。先生は初めての方でした。でもって習うことも初めてのことばかり! まず騎乗したところで鞭を手渡されました。「そ、それまだ使ったことありません!」 結局ですね、自分で馬を発進させるには必要、ということになりました。拍車のついていないブーツでいくら馬の腹に力を入れても通じないってことで。まあ、確かにかなり激しく蹴らないと意思が通じないこともあって、それをやっているとバランスが崩れてしまうのね。まあ、鞭の使い方も難しくて、ちゃんと馬に当たってなかったりするんだけど。

さてと、常歩から軽速歩。自分で鞭を使いながら、速度をコントロール。ペチッとやって、走らせて、ぐっと手綱を引いて任意のスピードに落として、手綱を緩めて、あんまりスローダウンしそうになったらまたペチッとやって。うん。

駈歩もやりましたよ。鞭は先生に渡して、プーは手綱と、鞍の前についている皮ひもを握ります。鞍にしがみついてる感じですね。それで思いっきり後ろに倒れてみろと言われました。頭は前を見て(馬の耳の間から先の地面を見る感じ)思いっきり倒れます。身体を柔らかく、柔らかく。ソファーに倒れこむつもりでリラックスして。その倒れ方を頭に入れて、駈歩開始! ひぇ~っ!やっぱ駈歩怖ぁ~い! 身体を倒して! もっと後ろに倒して! もっと! って言われてもぉ~っ!

駈歩って反動が大きくて、身体がズドンズドンしちゃうんだけど、身体を倒すと馬の動きに合わせて鞍の上をスライドできるんだな。これをやらなくちゃいけないわけだ。ホントはそんなに身体を倒したりしませんよ、これは練習のためですよ。「あなたね、そんなに胸を張って身体をピンとしててもダメなのよ。競技に出る人はそりゃピンとしてるけどね、身体が真っ直ぐになってるけどね、あなたはまだまだ先の話。今はどれだけ楽に、リラックスして、乗ってられるか、なの。上半身を硬くしない! 胸張らんでよろし! ソファーに座る感じ! 誰が空を見ろと言った! 頭は前を見るっ!」 ひぇ~っ。先生スパルタですぅ!

んでも、このくらいビシバシ言ってくださったほうがいいのかも、プーは。前から「絶対に前かがみにならない」って言われ続けてるけど、どれだけ後ろに体重をかけていいのか、なんかちょっと分かったかも。かなり自分で思ってるより後ろにいっていいんだ。きっと。駈歩をこんなにやったの初めてですよぉ。鞍にしがみついてるって感じだけどね。あんなこと手綱を持っただけで、自分でできるとは思えないけど…。まあ、そのうちできるようになるのでしょう。はい。

いや、もうちょっと頭の中がいっぱいだわ。ははは。来週も同じ先生で予約を取りました。またいっぱい叱られるんだろうなぁ。がんばります!