4月20日
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パパの面会日

この日は忙しい日でした

朝のNSTでまた心拍が下がってたので、いつ帝王切開になっても良いように、術前の採血・レントゲン・心電図をすることに

その他に、妊婦健診、経膣エコー、小児外科受診、NST、NICU見学、外来でエコーと帝王切開の説明…

休む間もなく過ぎていきました


小児外科では、食道閉鎖症のタイプと治療について話を聞きました

『エコーとMRIから、先天性食道閉鎖症疑いです。中には稀に生まれてみたら何ともなかったというケースもあるので、疑いですが、ほぼ間違いないでしょう。

MRIを見ると、C型かA型と考えられます。

C型は食道閉鎖症の中で最も多く、全体の90%で、年に1~2人いる食道閉鎖症はこのタイプです。
ほとんど1回の手術で食道を繋ぐことが出来ます。

A型は珍しく、5~6年に1人くらいで、何度も手術が必要で手術自体も難しい。

A型の可能性が高いと思われますが、生まれてから検査をしないとどちらかわかりません。
生後、色々検査をしてからになりますが、だいたい1週間以内に手術することになります。
緊急を要する場合は、生まれてすぐすることもあります。

長期的になりますが、ほとんどは小学生になる頃にはだいたい通常の生活が出来るようになります。

体重は1700gもあれば手術出来ます。
大きいに越したことはないので、出来るだけお腹の中で育ててあげてください。』

手術は1回で済むと思っていたのでショックでした

でも小学生になる頃には大丈夫になる事がほとんどって言ってるし、きっと大丈夫!

そう思うようにしました

まなちんのように、血液型不適合で黄疸が出たり、無呼吸発作が出たりしても手術は出来るのかが心配で聞いてみると、大丈夫とのことで安心しました


午後からは、外来でエコーと帝王切開についての説明がありました

〈測定結果〉
羊水   27㎝
腹囲   92.5㎝
頚管長  24㎜
推定体重 1900g

遅発性一過性徐脈について、昨日と同様の説明をパパにもしてくれました

そして、

『昨日は脳血流が貧血気味でしたが、今日は大丈夫です。

普通分娩で大丈夫と話していましたが、遅発性一過性徐脈があり、脳貧血があったり赤ちゃんの元気がなくなる場合、緊急帝王切開になります。

このまま悪化なく経過したとしても、赤ちゃんが陣痛に耐えられない可能性が高いので、出産は帝王切開の方が良いでしょう。

これからモニターとエコーで注意して診ていきましょう。』

まさか帝王切開になるとは思ってませんでした

赤ちゃんの安全が最優先なので、赤ちゃんが無事に苦しまずに生まれてこれるならその方が良い
そう思い、全く抵抗はありませんでした



この日、看護師長さんの気遣いで個室に移動させてもらいました

同室の方達も切迫早産で、人見知りの私でも話が出来るような雰囲気でしたが、どことなく打ち解けることはできませんでした

もちろん常に気を遣うし、赤ちゃんの話題には触れないようにしたり、泣きたい時は声を殺して泣いたり…

長期入院が多いので、長くなるにつれて、いろいろ聞かれたりするのも嫌でした

個室だと電話も自由にできるし、面会も寝たままゆっくりできる

常に気を張る必要もなくなり、心も体もすごく楽になりました


そして

この日、赤ちゃんの名前を決めました

ずっと考えてた候補の中から、響きが可愛い名前に

パパの希望で、漢字は生まれて顔を見てから考えることになりました

赤ちゃんに名前が決まったことを伝え、この日から話しかける時は名前を呼ぶようにしました