最後通告から始まる引きこもり生活 -2ページ目
4巻のメリィNTRっぽい展開で心が俺かかっていたので、中々手を出せなかった5巻。

かなりの覚悟を決めて読みましたが、グリムガルには珍しく気持ちよく終わりました。人死もクソうざいキャラを掘り下げるのもNTRもなくてよかった。

5巻を一文で表すなら、自分でしかなれないリーダーの在り方に辿り着き、自分を少しだけ肯定できた巻でしょうか。

カリスマというのを後から身につけるのは大変です。目指す過程では付いてきてくれる人の為必死に取り繕うことも多いです。理想の自分に近づく努力をするより、今あるものを活かす方向の方がずっと建設的です。

そこに自分にしかなれない姿を見出したハルヒロは、素の自分で人の間に入っていけるか不安に感じました。パーティー外で気のおけない友人が見つかるといいんですが。

巨女の告白への反応を見るにメリィにまだ芽はありますね。恋愛感情か、友人故の独占欲かは分かりませんけど。

メリィとクザクは地球?にいた頃繋がりがありそうです。
もしくは、二人共地球の記憶を持っていて唯一共有できる記憶を持っている相手だから距離が近いとか。

まああの気まずい空気を頻発しておいて、実はハルヒロが好きでしたとかいらないですけど。ストレートに想いをぶつけてくれる巨女のほうが可愛いです。

あのNTRっぽい感じは何というか、友人として見ても苛つきます。ポッと出のキャラにあれだけ親しくされたら、これまでのパーティ一で頑張ってきたものは何だったんだという。クザクとくっついてどっか行って欲しいです。

灰と幻想のグリムガル level.5 笑わないで聞いておくれよ (オーバーラップ文庫)/オーバーラップ

¥637
Amazon.co.jp

楽しみだった。BLAME回です。これの為に今期生きてきたと言っていいぐらい期待してました。

結果はPV分位しかなかったわけですが…。この詐欺、劇場版スタドラ思い出します。でも作画枚数?といっていいのかな(2Dだがゼーガのコメンタリでも言ってたし)すごかったですね。あの煤けた質感でいったら他のCGアニメの追随を許さないと思いますよ。

ラスエグとか亡国のアキトとかありますが、全然上です。セルルックのアルペジオ、表情重視したヒルクライム、それからCGならではのカメラワークを追求したシドニア。3DCGアニメは若い分野なだけに成長できる部分が多いということなんでしょうかね。長足の進歩を遂げてると思います。

そこでBLAMEのキリイの傷だらけの顔ですよ。CGであれができちゃうってすごくないですか。惚れるしかないです。元々操縦士服や操縦桿の傷再現するくらい少し変態チックなポリピクですけどあのレベルまで仕上げるとは思いませんでした。ラジオのゲスト回で傷再現はむしろ楽な方なんて言ってましたけどね。

本編はラブコメでした。ですよね。原作でもそうだし。二期分の内容には期待してなかったので、むしろ楽しめてここまでみせたポリピクすごいって感想です。さすがに食傷気味ですが、頑張れポリピク。

著者は森田季節。この人もベテラン作家ですね。相変わらず自分は他の著作読んだことがありません。

今まで読んだラノベの中で一番参考書籍の数が多かったように思います。飛空士シリーズもすごかったですがこれよりは少なかったです。

純和風なファンタジーでした。資料を読み込んで書いてあるみたいですが、著者独自の解釈も入っているっぽくて面白かったです。結構ディープな所まで踏みこみますが、ヒロインの例えが秀逸でネタにも、理解の一助にもなっていました。

男性向けラノベなので当然女の子が多いです。主人公のことを欲しがる娘も当然多いです。けどそこに愛はありません。諦観と打算の付き合いです。主人公を心底愛してくれる女の子は居ないのかも。妹もお兄ちゃんダイスキーなキャラではなかったです。心の中では何思ってるか分かりませんけど。

あらすじ-amazonより
「束縛のない人生が一番だ」連続殺人事件の犯人を追っていた俺、水主頼斗は、逆に縛り上げられてしまった…。そのピンチを俺は「天狗」の少女、輪月に「天狗の血を引く」という理由で助けられた。いや、むしろ改めて輪月に拘束された。ところで、お前の手伝いをするのはいいけど、事件って解決してるの?俺、咒師っていう和製魔法使いで、事件が解決しなかったら実は死ぬんだけど…大丈夫?

日常と非日常という単語が繰り返しでてきます。そこに割かれる分は少ないながら主人公も悩むことがあります。ヒロインは全員非日常側の妖怪の末裔や厄神です。日常側には誰がいるかというと、高校の友人(男のみ)や通い慣れた定食屋の主人です。

この辺りのさじ加減が絶妙で、特に男の友人たち。軽くだけど日常の象徴で、空気にならずかといって邪魔にもならない絶妙な距離感でした。高校生にとっての日常って意外と簡単に諦められちゃうものなんですよね。将来が決まってるならなおさらそうです。

程よくミステリで、程よくホラーチックな伝奇物でした。下ネタ飛ばすヒロインが嫌いでなければ一読いかが?

魔女の絶対道徳 (ファミ通文庫)/エンターブレイン

¥626
Amazon.co.jp


ロリのジト目があれば自分は生きていけると確信しました。


色々と衝撃的な巻でした。これをラノベでやるのかと。それも、初めはやれやれ系主人公の俺ツエーで始まっていたのに。

正直、彼女が欠けるとは夢にも思ってませんでした。メタ的な見方をすれば、騎士団の面々はそれぞれ役割が決まっています。

トルウェイは優しすぎる性格と生家。
マシューはヒロインゲットしたし、家格の落ちる貴族だからこその視点がある。
ハロは市民視点と衛生兵。
ヤトリは帝国と主人公の片翼で、接近戦のエキスパートかつ指揮も戦術眼もイクタに並ぶ。

どうでもいいキャラなんていません。皆が皆性格抜きにしても必要なキャラだなと思ってました。

もう一つ言えば明らかメインヒロインですよ。それが何故…。

読んでる間ヤトリはセイバーとダブりました。

セイバーは王になるよう救世主を求めた結果作られたが、温かい家庭で育ちました。義務感や使命感抜きに真実彼女の心で民を愛し、守ろうと選定の剣を抜きました。セイバーは自分で選ぶ余地が残されていました。

ヤトリもイグゼムであることを求められたでしょう。すぐにイグゼムというもはや別人格といっていいものが居座りました。それはサンクレイ家で、心を寄せられる相手と、温かい家庭を得てなお消し去ることはできませんでした。ヤトリの最後は言わずもがな。例えイグゼムが居座ってたとしても、イグゼム一つを残し他の全てを火にくべたのは彼女の意思です。

イクタはイグゼムでありそれを捨てられない彼女が好きだと言いました。イグゼムもまた彼女であると。でも、自分はそんなの捨てて幸せになってほしかった。あれだけ何かに捧げて生きて最後があれって。でも幸せだったの言葉は嘘ではないのでしょうね。

彼女がイグゼムである以上、この結末は避けられなかったと今では理解できます。生きる目的を理解したトルウェイのシーンが、こんな結果になって返ってくるとは思いませんでした。

最後の陛下はイクタに殺してもらえるのを待ってるのかな。覚醒なんてまやかしだと思います。
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (7) (電撃文庫)/KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

¥724
Amazon.co.jp

神話をネタにしたエロコメです。あとがきにもありましたが、神話ってこういうものだよね。って内容。

神話は近親、重婚などエロネタには事欠きません。それで子供作れるのかよって方法もありますし、性行為とは何なのか分からなくなる人もいるかもしれません。

これ女の子が隠語言いまくりでよかったです。10才の保健体育とかあの系統です。あちらと違い主人公は童貞、ヒロインは処女ですが。

エロコメ分が不足しているという時にはいいんじゃないでしょうか。本番なしで主人公が射精してる作品は少ないので脳内ライブラリに新たな作風を求める方にもオススメです。




伝説の壁を越え、鈍する神話譚(壁ドン) (一迅社文庫)/一迅社

¥689
Amazon.co.jp