つよぶろ!! -2ページ目

ヘアカット。

在ペルー日本人のための文化会館なるものがあって、そこでマンガを読むことが出来ると言うので、行ってみることにした。
会館は9階建てのすごく立派な建物。
1階には高そうな和食レストランなんかがあり、マンガを読める図書館は8階にある。
俺はエジプトで途中まで読んだ『ジョジョの奇妙な冒険』を読む。

ひょんなことから会館内にあるヘアカット教室にて、ただで髪を切ってもらえるという情報を得た。
めちゃくちゃ髪を切りたがっていたひいちゃんは、迷うこと無くヘアカット教室へ直行。

ヘアカット教室には地元の生徒さんに混じって日系の生徒さんも。
先生は寝不足気味っぽいペルー人。
髪切ってもらうのが怖い・・・。


$つよぶろ!!
特攻隊長ひいちゃん。

$つよぶろ!!

$つよぶろ!!

$つよぶろ!!


$つよぶろ!!
さっぱりしたねえ~!!
先生は怖い顔。




$つよぶろ!!
お次は俺。

$つよぶろ!!
不安だったから先っちょだけすいてもらうことに。

$つよぶろ!!

$つよぶろ!!


$つよぶろ!!
やたら外はね・・・。

ひいちゃんは俺の仕上がりを見て大爆笑!!
生徒さんに片言の日本語で
「この髪好き?嫌い??」
なんて聞かれたら
「好き」
としか言えないよな。


$つよぶろ!!
みんなで記念撮影。


教室を出て、トイレに行って、髪をグチャグチャにして帽子をかぶって図書館へ向った。
俺はソファに座り、『ジョジョの奇妙な冒険』の続きを読んだ。

うどん。

午前7時、リマ到着。
宿は日本人から評判がいい『HOTEL SAN FRANCISCO』。
ドミトリー1泊14ソル($5弱)。
なんとシャワーは熱いお湯が出る。
ってことでチェックイン後、さっそくシャワーを浴びる。
長距離移動後のシャワーは疲れを取るのに最適だ。

中華街で昼食を食べ、家電屋さん『HIRAOKA』へ。
『HIROAKA』は日本人の平岡さんが経営している電化製品屋さん。
リマで電化製品を買うならHIRAOKAってくらい有名らしい。
パソコンを盗まれたひいちゃんは、パソコンの品定め。
俺はコンパクトカメラとipodの品定め。
盗難にはくれぐれも気をつけないと・・・。

夕食は中華街でうどんを食べた。
生姜がきいててものすごくウマい。
癖になりそうだ。
true

ひいちゃんのお腹が・・・。

ひいちゃんの様子がおかしい。
ピウラで飲んだヨーグルトココナッツ味が今頃効いて来たようだ。
かなりヤバそう。
しかし、この宿のトイレは肥だめと大差ない。
日本人はこんなところでトイレできない。

こうなったらどっかのお店に入ってトイレを借りるしか助かる道は無い。
しかし今の時刻は午前8時。
お店が開いているのか??
カジノとかに行ったらきれいなトイレはありそうだが、ペルーのカジノがこんな時間にやってるとは思えないし。
しかし、ひいちゃんのお腹は限界に近づいている。
とにかく気持ちよくようをたせるトイレを探さなくては。

運がいいことに、朝早くから銀行が開いていた。
ひいちゃんは一目散にトイレを目指す。
なんとか間に合ったようだ。
トイレだけ借りに銀行に来るやつなんて初めて見た。


ひいちゃんの体調はすこぶる良くないようだが、クソ宿をチェックアウトし、バス会社へ。
リマ行きの夜行バスのチケットを購入し、バックパックを預かってもらう。
もちろん、バックパックにきちんとパックセーフをして、パソコンやパスポートなどの貴重品は預けなかった。
いくらバス会社と言えど信用出来ないからね。

荷物が減ったところでトルヒーヨ唯一の見所である世界遺産の『チャンチャン遺跡』へ。
俺的には、とくに面白くもなかった。
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そんなことより、俺はひいちゃんの体調が心配だ。
いつお腹が暴走するかわからない。
頼むからもらすのだけはやめてくれ。
ペルーなんてそこら中で糞尿の臭いがするのに、そんなやつらに「ハポネスはどこでもウンコをする人種なんだ」と思われたら最悪だ。


午後10時、リマを目指しトルヒーヨを出発。
リマまでは約9時間。
ひいちゃんのお腹は大丈夫だろうか・・・。

連れ込み宿。

午後2時にピウラを出発。
バスは『LENOA』という快適バス。
乗り心地最高!!

車内では映画3本上映。
『モールコップ』ってコメディと名前わからんけどアクション系のドンパチやるやつと、あと一つは犬の話。
俺はずっと寝てたけど、犬バカのひいちゃんは犬の映画みてわんわん泣いていたようだ。
柄にも無く・・・。

トルヒーヨ到着。
本日のお宿も連れ込み宿。
とは言っても、ちゃんと旅人用のツインの部屋もある。
値段はツインで18ソル(6ドル)。
くっさいし、トイレはめちゃくちゃ汚い。
便器の中をのぞいてみたら、健康そうなぶっとくて長いのが横たわっていた・・・。
水が流れないっていうか、水がなかった。
そんなトイレでクソするな!!
今まで泊まった宿の中で最悪かもしれない。
こんなとこに連れ込むやつの気が知れない。

ペルー入国。

午前7時、ロハのバスターミナルを出発。

午後1時、ボーダー到着。
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パソコンを盗まれて以来、食欲が半分以下になったひいちゃん。
哀愁ただよう後ろ姿。
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エクアドル側の川で遊ぶ子供達。
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パスポートにスタンプを押してもらい、入国手続き完了。
南米3カ国目、ペルーに入国。

目的地ピウラ到着は午後4時。
宿は『LONLY PLANET』に載っている一泊15ソル($5)の『MOON NIGHT』という宿。
地元民御用達の連れ込み宿のようだ。
そんな宿に男2人で泊まっている俺とひいちゃんは一体どう思われているのだろう・・・。

傷心。

旅の相方とも呼べるパソコンを盗られたひいちゃん。
俺もグアテマラでカメラとipodを盗まれて超へこんだし、イライラしたから気持ちがわかる。
中南米ではカメラやipodを持ってる人なんてほんの一握りなんだろう。
彼らからすると俺たち旅行者が持ってるアイテムは喉から手が出るほど欲しいはずだ。
ちゃんと貴重品管理しないとな。

一晩明けてひいちゃんは考え方を変えたらしい。
ひいちゃんのパソコンは『ECC』とかいう安くてちっこい旅行者向けのパソコン。
写真などのデータを保存してある外付けHDは無事だし。
パソコンを買い替えることにちょっとワクワクしているみたい。
朝から家電屋さんをまわって品定めしたり、ネットでヤフオクや価格.comをみたりしている。
すこし羨ましい。

明日はいよいよ国境越え。
南米3カ国目のペルーだ。
エクアドル、ペルー国境間はあまりいい噂を聞かないのが、何も問題無く通過出来たらいいな。

立ちションしてる隙に・・・。

午後2時。
グアヤキルからロハ行きのバスに乗る。
ロハまで行けばペルーはもうすぐそこだ。

バスは順調にロハを目指す。
しかし、トイレ休憩はたったの1回。
しかも立ちション。
もっとゆっくり休憩(おしっこ)したかったが、これを逃すと漏らしてしまいそうなので、仕方なく立ちション。
バスの運転手はセッカチで、俺たちがおしっこを出し終わる前にバスを動かす。
放尿を終え、動いてるバスに飛び乗る。
おしっこくらいもう少しゆっくりさせてくれ。

午後11時。
やっとロハ到着。
タクシーに乗って宿へ。
宿は『LONLY PLANET』に載ってたシングル一泊$5の宿。
なんとホットシャワー付き。
長距離移動の疲れをとる。


久々のホットシャワーですっきりしたと思ったら、ひいちゃんの口からからとんでもない言葉が飛び出した。
「パソコンが無い」
ええ~~~!!!
んなわけが無い。
俺の持ち物はちゃんと全部あるし。
それに、俺たちはバスに載る前も乗ってる間もひとときもパソコンが入っているカバンを手放さなかった。
盗まれるはずが無い。
一体、いつどこで盗まれたのか!?

時間をさかのぼって考えた。
するとほんの2分くらいカバンを手放したときがあった。
立ちションのときだ。
あのときは俺もひいちゃんもカバンをバスに置きっぱなしで立ちションをした。
そのたった2分の間に犯行にあったわけだ。
俺はカバンにロックをしてあったし、でっかいパソコンだったから盗まれなかったっぽい。
ひいちゃんはたまたまロックしてなかったし、軽いパソコンだったので盗られたあとも気がつかなかったようだ。

たった2分。
多分後ろの席の地元の女が犯人。
立ちション終わって席に戻ったあと、寝転がっていた。
きっとシートの下から手を伸ばして他の乗客にバレないように犯行に及んだのだろう。
今思うとめちゃくちゃ怪しかった。
しかし、まさかあんな短い時間に何か盗まれるなんて思ってもみなかった。

ここは日本ではない。
ほんの数秒でも貴重品を手放してはいけない。
ひいちゃん自慢の一眼レフと大事な写真が入ってる外付けHDが盗まれなくて良かった。
不幸中の幸い。

バイバイ、ガラパゴス。

午後2時。
サンクリストバル島の空港を離陸。
11日間滞在したガラパゴス諸島ともお別れだ。
ずっと訪れたいと思っていたガラパゴス。
夢が叶った。
めずらしい動物にたくさん出会うことが出来た。
めちゃくちゃ楽しかった。

でも、ここは人間が訪れちゃいけない場所なのかもしれないって感じた。
『残していいのは足跡だけ、持って帰っていいのは思い出だけ』
それがガラパゴス諸島を訪れる際のルール。
ガラパゴス諸島のいくつかの島ではそうかもしれない。
しかし、サンタクルス島、イサベラ島、サンクリストバル島の町にはゴミがポイ捨てされてるし、港にもゴミが浮いている。
海の水も汚くなっている。
港の水は汚いし、きっと生活用水も垂れ流し。
このままでは、『動物達の楽園』と呼ばれるガラパゴスの自然を守るのは難しいのではないかと思った。
でも、これはガラパゴスにだけ言えることじゃない。
地球上、人間の住んでいるところどこでも言えること。
俺たち人間は地球に住まわせてもらっている身。
人間だけのために地球があるんじゃない。
そのことをちゃんと理解しないと、地球はどんどん汚れていく。
それを俺はガラパゴスで再確認した。


ガラパゴス諸島から1時間半でグアヤキルに到着。
久々の大陸。
空港からバスに乗ってセントロへ。
宿にチェックインして荷物を置き、イグアナ公園へ。
グアヤキルの中心街にあるイグアナ公園にはイグアナがたくさんいる。
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地面だけでなく、木の上にも無数のイグアナが。
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ガラパゴス旅行も終わり、明日からまた高速移動。
7月14日のイースター島行きのフライト間に合うようにチリのサンチアゴへ行かなくてはならない。
盗難や事故に気をつけながら旅を楽しもう。

アシカ恐怖症。

再び昨日のビーチへ。
しかし、昨日アシカに噛まれたので、海に入るのが少し恐い。
でっかいアシカが泳いでいないときに泳ぐように心がけたが、それではシュノーケリングを楽しめない。
アシカ、恐い。

いよいよ明日、本土へ帰る。
ガラパゴス、満喫した。

アシカに噛まれる。

アシカがめちゃくちゃいるというビーチへシュノーケリングをしに行った。

ホントにアシカがめちゃくちゃいる。
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いざ海へ。
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シュノーケリング開始。
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アシカの子供ががよってきた。
目がクリクリしていてめちゃくちゃかわいい。
すごくひとなっつこい。

でっかいアシカもよってきた。
でかすぎてちょっとビビる。
俺の方に猛スピードで泳いできて、直前でコースを変えて交わしたり、俺の近くでジャンプして水しぶきをかけたりしてきた。

俺はただアシカが遊んでほしいのだと思っていた。
でも違った。


アシカが周りをウロウロ泳いでる。
俺はすっげえ面白いと思っていたんだけど、アシカに胸の辺りをガブッと噛まれた。
痛恨の一撃。
俺は混乱した。
とりあえず海から出る。
そんで噛まれたところを見てみると、なんと血が出ている。
なんてこった。
あんなに可愛いと思っていたアシカに噛まれるなんて。
でかいアシカが俺の周りをウロウロ泳いでいたのは、かまってほしかったわけではなく、
子供アシカを守ろうとしていたのかもしれない。
なんもしないのに・・・。
でっかいアシカが海で泳いでいるときはあまり泳がない方がいいみたいだ。