答志島の桃取港で下りて、まずは町内の八幡神社へ向かいます。
神社は桃取集落のちょうど中央辺りにあり、小山の上に鎮座している。
桃取八幡神社参道入口。
鳥居は明治四十一年の建立で、手前の石碑はその際の遷座を記念した「崇敬紀念碑」。
石碑に隠れている灯篭には秋葉山の文字が見え、文化十年(1813)とあった。
参道の階段。登り切った左手が境内で、社殿は南向き。
境内前から桃取の家並み。家が密集しているのがいかにも島の風景。
境内入口の二の鳥居。
ちょうど時期だったので拝殿の横に茅の輪が立てられていた。
本殿前の子取り玉取り狛犬。昭和三年作者不明。
台座まで彩色してあるのがちょっと珍しい。
境内に由緒書きは見当たらず。
しかし三重県神社庁のHPに紹介されているのでそこから抜粋する。
創立年代は不詳ながら、天和元年(1681)の地図で境内の位置に長福寺が描かれ応神天皇(誉田別尊)を祀っていたという。
明治四十年に村内の小社を合祀して八幡神社となる。
拝殿に列記された祭神は明治に合祀された小社を含んでいると思われる。
祭りとして湯立神事(さばかっされ)と弓引き神事が伝えられている。
弓引き神事についてはリンク先で詳しく紹介されており、いかにも古風で興味深い。