前回紹介した臼田橋へ向かう途中、国道141号線から山の上にロケットが立っているのが見えました。
なんかソソる見た目をしていたので急遽立ち寄ってみました。
実は前回の記事にもロケットの先っぽが写りこんでいた。
ということで稲荷山公園に到着。すごくロケット。
途中で見える遊具もスペース風味である。こういうの好き。
到着。絵に描いたようなロケット型の展望台。
何度か書いてるけど、個人的には街中の公園の展望台は単に高いところに登れるだけの実用本位なモノじゃなくて、多少遊び心やデザイン要素が欲しい。
そういう意味でこの展望台はかなりいい。
ちなみに時計の周りに3つ、縦長のでっぱりがあるが、この部分は10時、12時、15時に作動するからくり時計になっているらしい。私は時間が合わなくて動くところは見られず(というか今も動くのか不明)。
また四隅に立っている銅像は季節の星座を表しているとのこと。
展望台の名前はコスモタワー。高さは34.9m、展望室は21.9mの位置にある。
「コスモ」ってなんか時代を感じる言葉だ。
『宇宙戦艦ヤマト』の「コスモクリーナー」とか『聖闘士星矢』の「小宇宙(コスモ)」とか、80年~90年代初頭くらいまではよく使われてたイメージがあるけど(例が偏っててすいません)、そういうえば最近あまり聞かなくなった。
このコスモタワーも1988年に建てられているので、当時はまだそういう空気が残っていたのだろうか。
それにしても先ほどの遊具といい、なぜ公園が宇宙をテーマとしてるのか気になったので調べたら、当地に日本一大きなパラボラアンテナを備えた臼田宇宙観測所があることから「星の町うすだ」としてアピールしており、この公園もその一環ということらしい。
展望台の周囲には太陽系の各惑星を表したモニュメントがある。
各惑星に名前のプレートがあるのだが、2006年に太陽系の惑星から外された冥王星のプレートはきっちり剥奪されていた。
別にカテゴリ分けが変わっただけで天体としては存在しているのだから、そのままでもいい気がするのだが。
なんか不憫に思えてしまう。
そんな感傷はさておき、展望台へ登る。階段のみ。
開いているのは8時から18時までなので夜景は見られない。
西向き。特に何もないが天気がいいので気持ちのいい眺め。
北向き。浅間山が見える。
前回紹介した臼田橋と千曲川。
公園の遊具が楽しそう。
展望室の窓際には各方向から見える山名やランドマークを描いた図があるのだが、その中に私の地元岡崎市が「ゆかりのまち」として登場していた。
直線で180㎞以上離れているのになんのゆかりが、と思ったら、江戸時代にここ臼田と岡崎市奥殿町は同じ大給松平家によって治められており、その縁で昭和58年に提携を結んでいるとのこと。
公園入口には提携を記念して岡崎市から贈られた双体道祖神風の「仲よしの像」が置かれていた。
全体的なレトロフューチャー感というか、「あの時代」の空気の名残みたいなのがあって面白いので、そういうのが好きな人にはおススメできる公園です。