ブックオフせどり | せどりで1億稼ぐぽんきちのブログ

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累計売上2億突破。せどりの本質を解説します。


この記事では、2014年春現在の、ブックオフせどりの状況と

展望を概論的にまとめました。



ブックオフせどりはもっともポピュラーなせどり方法です。



理由としては、



1 中古商品の豊富さ;仕入れ費用の安さ

2 相対的な店舗の多さ;チェーン化

3 店舗ごとの差異の少なさ;せどりやすさ

4 ワンデイサンクスパス(ほぼ全商品10%引き);まとめて行く意味がある

5 最もポピュラーなせどり手法だから;バンドワゴン効果(ちょっと違うか)

etc.



いずれにせよ、せどり=ブックオフという構図がいまだに根強いのは事実

でしょう。



商品数や店舗数が多いのも、ブックオフせどりが体系化されやすいのに

貢献していると思います。また、100円コーナーが多数あるので、多くの低

資金のせどらーが、「まずはブックオフでせどりを始める」という構図になっ

ているのも事実でしょう。



僕も、当初1年くらいは、「ほぼすべてブックオフの中古本」だけを扱って

いました。今は、それ以外のせどり手法もかなりたくさんやっていますが、

現実的には、現在(2014年春)もブックオフせどりだけで十分ビジネスとして

成り立つ状況です(ですが、リスクヘッジのために手法を多様化させています)。



しかし、2012年後半頃から、バーコードリーダーせどりが一気に普及し、各種

塾等も始まり、「何も考えずにひたすらバーコードリーダーで100円コーナーを

検索する(全頭と言います)」やり方はすぐに飽和しました。

ですので、2014年現在、ブックオフの100円コーナーからせどりを始めても、

それだけで「月に何十万も簡単に稼げる」という事はないと思います。もちろん、

かなり低リスクで、損をする確率は著しく低いわけですが。



では、何故ブックオフがいまだに、せどりをする上で、もっともポピュラーな仕入先

なのか?



やはり、圧倒的な(中古の)商品数にあると思います。

100円コーナーの単行本は、全体の中で、あくまでも一部です。たしかに、

利益率は非常に高くなると思いますが、多くのライバルが存在するジャンル

です。ですので、100円コーナーの商品は、あくまでも「仕入れ対象の一部」

とする姿勢が必要になっているでしょう。



そうはいっても、入門者にとって、「資金が安く済む」というのは、非常に非常

に大きなポイントです。僕も、当初は1000円以上の商品を仕入れるのにか

なりビビッていました。今では、一日に50万くらい使う事もありますが、初期

はとにかくお金を突っ込むのが怖かった事をよく覚えています。



資金的なことで言うと、ブックオフには、本以外に、CD/ DVD/ ゲームのコー

ナーもあります。それらは、100円の本に比べるとかなり高くなりますが、

十分仕入れ対象になります。



もう一点、ブックオフせどりの重要なポイントは、セールの存在です。

単行本半額や、雑誌半額、CD20%引きetc. 多くのセールが行われます。

これを仕入れのメインにしている人たちも多数存在します。

仕入れ費用が安くなるというのは、非常に重要なことなので、当然といえば

当然ですが、多くの同業者が集結します。

ブックオフのセールをうまく活用することで、効率的な仕入れができるように

なるのは間違いありません。



多様なジャンルの非常に豊富な商品。定期的なセール。



これらだけでも、ブックオフせどりがいまだにせどりのメインストリームであ

ることの説明になります。



さらには、せどり手法の進化という側面も重要です。

おそらく、せどりの手法は、僕が始めた当初(2011年頃)とは比べ物に

ならないくらい「進化」していると思われます。バーコードリーダーに

よる検索の効率化ももちろんですが、「利益の出し方」という部分で、

かなりの進化+深化が行われています。

単純に、携帯電話を使ってピコピコと価格差を調べるというのを、初期

のせどりとするなら、現在は、明らかに中期・後期のせどりに入って

いるでしょう。

逆に言うと、「初期せどり」だけで、100円コーナーを見ていっても

ほぼ確実に成果は上がらないと思われます。



一定のジャンルに一定数以上の商品が存在するブックオフは、「利益の

出し方」を知っていればいるほど、「汲めども尽きぬ泉」です。

ただ、これは「爆発的な利益」ではなく「安定した一定の利益」を意味

します。





最後に、ブックオフのせどり禁止について。

一時期の、バーコードリーダーせどりをする人たちのマナーの悪さ

からか、地域によっては「せどり禁止」を掲げる店舗もあるようです。



ただ、現状としては、マナーさえ守っていれば、「今すぐ出て行ってくれ」

といった状況にはないと思われます。そもそも、僕自身は、注意を受け

たことはほとんどありません。

バーコードリーダーを使った全頭検査はかなり目立ちますが、そうでな

ければ、わざわざ「せどりをしています」といった態度でやらなければ、

なかなか分からないというのが実情だと思います。

店として、本当にせどりをやめさせたいなら、商品のバーコードを隠せば、

それで9割のせどらーはいなくなるでしょう(実際、ゲームや家電の新品

を扱うお店では、バーコードを隠している所はよくあります)。

そうなっても生き残るには、上記した、バーコードリーダーに頼らない

「利益の出し方」

をどれだけたくさん持っているかどうかになると思われます。

逆に言うと、ブックオフがそれをしないのは、「マナー守ってやれ」という

事なのかもしれません(そんなことないか?)。



なお、バーコードリーダーせどりが普及し始めの頃に多数いた、

目先の利益のみを近視眼的に考えて、周りをまったく客観視しない

超マナーの悪いせどらーは、ブックオフのセール激減とともに、ほと

んどいなくなりました。



せどりというのは、リユース市場という拡大期にあるマーケットの

一部です。賢い商売人は、決して、短期間的に稼ぐ人ではありません。



自分たちの市場を拡大させる人です。



ジェフ・ベゾスもサーゲイ・ブリンもラリー・ペイジも松下幸之助も、

みんな市場を拡大(ないしは創出に近い)させました。

win-winです。

ゲーム理論です。

市場を食い荒らす人は、自分を食っているということです。



極論かもしれませんが、マーケットプレイスにおいて、信頼ある出品者が

増え、リユース市場自体が拡大するということは、アマゾンを富ませ、

ブックオフを富ませ(何しろリユース市場自体がでかくなるんだから)、

せどらーを富ませ、消費者を満足させるわけです。

win-winです。ゲーム理論です。



せどりはマナー良くね。





まとめ

・現在(2014年春)、ブックオフせどりは問題なくできる

・何だかんだ言っても、最も始めやすいチェーン店

・ただし、100円コーナーをバーコードリーダーを使って全頭して多額の利益

を出すのは厳しい

・多くの商品+各種セールがあるので、多面的な戦術が可能

 (というかそうしないと無理)

・せどりは進化・深化しているので、色々な状況に応じて対応できる事が大事