sm-01
マネーボイスより転載---

『世界がもし100人の村だったら』は2001年に書籍化され、大きな話題を呼びました。

平和な日常を過ごす私たちは、物を何のためらいもなく消費し、

恵まれているのがさも当たり前かのように振舞っていることもあるでしょう。

『世界がもし100人の村だったら』は、そんな私たちに「平等」や「幸せ」について考える機会

を与えてくれました。

世界の人口を100人と考え書かれたこの文章は、世界では何が起こっているかを身近に感じ

させてくれます。

その数字の内容に疑問視する声も挙がっていますが、外に目を向ける意識は身につくのでは

ないでしょうか。


2001年に書籍化された『世界がもし100人の村だったら』
世界がもし100人の村だったら
100人のうち
52人が女性で、48人が男性です。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
30人が子どもで70人が大人で
大人の中の7人がお年寄りです。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
90人が異性愛者で
10人が同性愛者です

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
70人が有色人種で
30人が白人です

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
61人がアジア人
13人がアフリカ人
13人が南北アメリカ人
12人がヨーロッパ人
あとは南太平洋地域の人です

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
33人がキリスト教
19人がイスラム教
13人がヒンドゥー教
6人が仏教で
5人はすべての自然に霊魂が宿ると信じています。
また、24人は他の様々な宗教を崇拝しているか、無宗教の人々です。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
15人が肥満で
20人が栄養不足で
1人が餓死状態なのです。

世界がもし100人の村だったら
100人で
地球上の全ての富を割り当てると
6人が59%の富を握っていて
その殆どがアメリカ合衆国の人です。
そして、74人が39%の富を握り
残りの20人が、わずか2%の富を分けあっています。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち地球上のエネルギーを
20人で80%のエネルギーを使用し
80人が残りの20%のエネルギーを分けあっています。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
75人は食べ物の蓄えがあり、生活できる家を持っています。
25人は食べ物にもあり付けず、住居をもちません。
17人は、キレイな水を飲む事すらできません。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
1人は、大学教育を受ける事ができ
2人は、コンピューターを持っています。
14人は、文字すら学べません。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
52人は、平和な生活を送り
48人は、拷問や理不尽な死への恐怖におびえながの生活を強いられています。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
20人が空爆や襲撃、
地雷による殺戮の危機に晒され、
武装集団のレイプや拉致に怯えながらの生活を強いられています。

出典:世界がもし100人の村だったら

富やエネルギーの大部分は、数少ない人たちに所有されているようです。

一方で、20%もの人が戦争などによる殺人に恐れをなしています。

あれから15年経った2016年、人口は約73億人に増加しました。

それに伴って、『世界がもし100人の村だったら』も修正・加筆が行われました。

2016年の『世界が100人の村だったら』をご紹介します。

世界は15年でどのように変化したのでしょうか。


2016年『世界がもし100人の村だったら』
世界がもし100人の村だったら
100人のうち
50人が男性で、女性が50人です。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
60人がアジア人
15人がアフリカ人
14人が南北アメリカ人
11人がヨーロッパ人
あとは南太平洋地域の人です。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
村人たちの年齢は14歳以下が30人
15~24歳が20人
25~54歳が40人
55~64歳は5人
65歳以上は5人です。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
31人がキリスト教
23人がイスラム教
15人がヒンドゥー教
7人が仏教で
16人は他の様々な宗教を支持または崇拝しているか、無宗教の人々です。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
中国語を使う人が12人
スペイン語が6人
英語が5人
ヒンディー語が4人
アラビア語が3人
その他の70人で6500言語を使っています。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
字を読み書きできる人は86人
読み書きできない人は14人います。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
村人たちの持っているお金は
15人が2ドル(約220円)以下
56人が2~10ドル(220円~1100円)
13人が10~20ドル(1100円~2200円)
9人が20~50ドル(2200円~5560円)
6人が50~90ドル(5560円~1万円)
1人が90ドル以上(1万円~)
1人の人間が全体のお金の50パーセントを所有しているのです。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
21人が肥満で
63人が健康、
15人が栄養不足で
1人が餓死状態なのです。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
87人キレイな水を使え
13人はキレイな水を使えません。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
屋根があって、十分に生活ができる家を持っている人が77人。
屋根のない場所や路上で生活している人は23人います。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
44人がインターネットを使える環境にいます、
使えない環境の人々は56人います。

世界がもし100人の村だったら
100人のうち
75人が携帯電話を持っています
25人は携帯電話を持っていません。



これが世界の状況のようです。

15年前に比べるとほんの少しだけ、貧困が解消されていますね。

この2016年版『世界がもし100人の村だったら』の最後にはこう書かれていました。

もし本当に世界が100人の人口であれば、私たちは平等な世界を作ろうとするのでしょうか?


とても考えさせられる問いかけですね。

歴史を振り返ってみても、富を蓄えるため、名誉を守るために争いは起きています。

それは国だけでなく、身近な小さなコミュニティでも起こっているのではないでしょうか。

争いに勝利し地位や名誉を得たとしても、人間はいつか死ぬので、それらが永遠に保持され

ることはありません。

自分が死ぬ間際に納得するためにも、「本当の価値はどこにあるのか」考えなければいけな

いのかもしれませんね。

そして、それは富や名声の中に存在しないのではないでしょうか。

『世界がもし100人の村だったら』は、私たちに新たな視点を与えてくれているようです。


ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングへ