超優秀録音の再生に挑戦 | ponchanのブログ

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私のクラシックSPレコードコレクションを紹介します。(旧ブログ名「スターリングのある部屋」)
※音源のリンク切れは現在復旧作業中です。

テラークは、LP時代より超優秀録音で有名なレーベルですが、このサンサーンスの「交響曲第3番」はオーディオ装置のチェックにも最適な曲ですね。今日はこの有名なレコードの再生に挑戦です。

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サン=サーンス 交響曲第3番「オルガン」
フィラデルフィア管弦楽団  指揮:ユージン・オーマンディ
テラーク 20PC-2008

このLPをよーく見ると、ものすごい溝の幅広さですね! 肉眼で1本1本の溝の形がわかります。

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使用機器は、プレーヤーがケンウッドのKP-9010、カートリッジがオルトフォンのMC20MKⅡです。このカートリッジは中古で入手したものですが、おそらく相当の年代ものです。MCカートリッジのブームを作ったカートリッジとして有名なものらしいですね。

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まず聴き所は第1楽章の第2部、オーケストラが休止した後に現れるオルガンのppです。ppにもかかわらず部屋の空気がビビッとくるような凄い録音。
そしてB面、第2楽章の第2部冒頭はオルガンのスケール壮大な響き。KP-9010とMC20MKⅡのコンビは難なくクリア。そして、オルガンとオケのff、何回かやってくる打楽器の一撃は凄まじく、本当に部屋が揺れました!空気の波動で私ものけぞってしまうほど。でもKP-9010とMC20MKⅡのコンビは、そんなことはお構いなしといった感じで、ここも難なくクリア。楽器の音一つ一つがちゃんと分離して聴こえたのは良かったですね。
でも、最大の難関は最後の一音で、ここだけはさすがに音が完全にビリついてしまいました・・・。多分私のセッティングがいい加減なのか、内周だったからなのか、カートリッジの寿命が近づいているかのどれかでしょう。