福岡市役所を定年退職後、京都大学のロースクールに通い、司法試験に合格する。

私だったら、定年退職したら、あとはのんびりと苦労せずに好きなことをして過ごしたいと思う。難関の試験に挑戦しようという気持ちは起きないと思う。

著者は今までしたいと思ってできていなかった、大学院に行きたいという思いを実現させる。今までと全く違うセカンドキャリアで人生を2倍楽しみたいと。

59歳になる年からロースクール合格のための勉強を開始する。そういう気持ちになることだけでもすごいなって思う。そして、並々ならぬ努力を重ねていき試行錯誤しながらも1日1日を積み重ねていくのは本当にすごいと思った。

著者は市役所でもかなりの重役だった方みないなので、今まで成し遂げてきた仕事で職業人生を終えても十分過ぎるほどだと思うが、それでもなお新しい世界に飛び込んで努力を重ねる気力とパワーに驚く。


超勉強法(野口悠紀雄著)のパラシュート勉強法が参考になった。

膨大な範囲の勉強をする方法として、網羅的体系的に学習をしないことは、無駄を省ける。

例えば民法総則で、「代理」の問題を解いてみる。その問題のあと、別の「代理」の問題を解く。それを繰り返していくうちに問題の論点が多くかぶっていることに気づき、理解が進んでいく。これを繰り返していきシナジー効果によって全体の理解が進んでいく。点在した知識が体系的網羅をしなくてもそれぞれがつながりだす。


著者は37歳で英語の勉強を始めて仕事の幅を大きく広げ、その後の仕事生活を大きく変えた。

30歳を過ぎてくると、今更なにか新しいことを始めようと思い、行動を起こすにはすごくエネルギーがいると思う。

けど、新しいことに挑戦することによって新しい世界を見ることができるし、体験することができるんだろうか。そう考えると、今のまま新しい世界を知ることなく過ごしていくのみではもったいないかもしれない。もしかしたら、もっと自分にとって心地よい状況があるのかもしれない。もっと自分に合った世界があるのかもしれない。そう思わせてもらった。

新しい挑戦は自分をわくわくさせて、人生や生活を豊かにしてくれるのかもしれない。

自分のための人生、どのように生きるかは自分で決めていくべきをここまで実現できる著者が、すごく大変そうだけど、並々ならぬ苦労をしながらもいつも生き生きとして楽しんでいるのが伝わった。