子宮筋腫とは
この病気は、非常に多いのですが、良性腫瘍なので命に別状はありません。
ただ、生理痛によって、仕事や家事が出来ない程ひどい場合や、中には激痛により救急車で運ばれる患者さんもいます。
筋腫があると、貧血がひどくなり、めまいや動悸、他の臓器に負担をかけ、臓器の機能低下などを引き起こすケースも。
また、この病気は不妊の原因になったり、ごくまれに悪性腫瘍の一種である「子宮肉腫」がある場合もあるのでご注意下さい。
良性疾患だからといって、軽視するのは大変危険なので、一度専門医に診てもらいましょう。
原因
原因は、明確になっていません。女性ホルモン、特にエストロゲン(卵胞ホルモン)の影響で、筋腫が大きくなることが一般的に知られています。
赤ちゃんや小学生には、この病気は全くなく、30代後半から40代になると急激に増えます。
症状
症状で多いのは、月経痛、月経困難症、過多月経。不正性器出血が頻繁に起きることも。
大きくなってくると、周囲を圧迫します。典型的なのは、膀胱圧迫で、トイレが非常に近くなります。
さらに大きくなると、便通異常(便秘)になったり、周囲の臓器を圧迫する症状が出てきます。
子宮筋腫の発生した場所や大きさによっては、自覚はなく、健康診断で貧血を指摘されて初めて気付く人もいます。
種類
子宮のどこに筋腫ができるか、によって分類されます。
筋層内子宮筋腫
子宮の筋肉の中にできる筋腫で、もっとも多いタイプです。
小さいものだと痛みもほとんどないのですが、大きくなると、過多月経や月経困難症を引き起こします。
漿膜下
子宮の表面膜の下にできる筋腫です。
粘膜下
子宮内の、子宮内膜の下にでき、発生頻度は子宮筋腫全体の約1割と少ないのですが、一番症状が重いのがこのタイプです。
筋腫が小さくても、月経量が非常に多くなり、子宮内膜が変形します。これによって受精卵が着床しにくくなる事があります。
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東洋医学では
東洋医学で、子宮筋腫は、「瘀血」と呼ばれる血の滞りが原因の一つと考えられます。
血液の流れを良くしたり、血を増やすように施術します。
特に、腹部を温めたり、ストレスを軽減し、全身の気血の流れを良くします。また、冷えの解消を行うために手足を温めたりします。
通院のペースは、最初は週に1回程度で、個人差はありますが、効果が出るまでに数ヶ月かかることもあります。
かかりつけの医師と相談して、定期的に検診を受けていただくと理想的です。
症状や体質によって、多少個人差があるのですが、主に下腹部のツボが大切です。瘀血(おけつ)血の改善には「はり灸」の施術が効果的です。
身体の冷えや滞りなどの不調を整えていくと、妊娠しやすい身体になります。
西洋医学
特に症状が無い場合は、治療はせず、定期検診で大きさの確認と、経過観察をしていきます。
治療が必要と判断された場合は、薬物療法と手術療法があり、年齢、症状の程度、出産の希望、病巣の範囲などに合わせて、治療法が選ばれます。
手術には、筋腫のみを取り除く方法と、子宮ごと取り除く子宮全摘出術があります。
薬や筋腫のみの摘出であれば、妊娠することは可能です。
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