昨日のCT検査の結果はやはり悪い予感が当たってしましました。
5月に撮った写真と並べると一目瞭然で肺の中にいる”ヤツ”が大きくなっているのがわかりました。
今月に入ってから旦那さんの顔が浮腫んできたのは、リンパが腫れてきたからだそうです。
「薬剤性の肺炎も風の肺炎も、もう大丈夫だと思います。
やるとしたらTS-1と言う飲み薬による抗がん剤です。
点滴よりも副作用は軽いとはいえ、無いわけではありません。
副作用で体が弱ってしまうこともありますし
どうしますか?やらないという選択肢もあります。
もう先延ばしにはできないです
やるなら今ですできなく無くなってしまうから」
言葉を選びながら旦那さんの様子を見て話してくれました。
「どうしようか」と私の方に振り向きました。
「」何も言えませんでした。
「やります」と小さな声で答えました。
「2週間TS-1を服用して1週間休む」と言うサイクルで抗がん剤を再開することになりました。
診察室を出てから、何度も鼻がツーンとなって涙があふれそうになるのを必死で押さえました。
旦那さんが「もうダメなのかな」とポツリ。
「大丈夫、大丈夫」と言うのが精一杯でした。
ダメですね、気の利いた言葉一つもかけてあげられない、情けない
その後、眼科の診察。
なんかもうどうでもいい気がしたけど、それじゃ旦那さんの命をあきらめた事になちゃうからと気を取り直して検査へ。
白内障は進んでいないし、眼底の出血の痕も変化がないので次は2ヵ月後になりました。
その時、旦那さんは白内障の目薬を6個出してほしいと先生に頼みました。
大丈夫、旦那さんはあきらめてない。
長男にお迎えを頼み、待っている間に売店でパンを2個買い、家に帰るまでに2個とも食べました。
本当は糖質を少し減らしてほしいけど食べないよりは良いかな。
とにかく食べて、体力を落とさないようにしてほしい。
家につき車から降りて、一番の難関の階段です。
手すりにしがみつくように一歩づつ上り、上がりきったところでしゃがみ込んでしまいました。
私は旦那さんの後ろにいたので急いで、落ちないように抑えました。
旦那さんは足の力が入らなくて立ち上がれなくて、長男が車を駐車して戻ってきたので抱えてもらい家の中に入りました。
少し休むとすぐに元に戻り、歩けました。
そのあとエアロバイクをこぎました。
旦那さんは凄い凄いよ
でも、今さらだけど何で2階にしちゃったんだろう
うちは賃貸併用住宅なんだけど、建てる時に業者さんに「老後を考えたら1階を自宅にした方が良い」と言われたのに、なぜか旦那さんと「2階が良い」と意見が一致して
住み心地はとっても良いんだけど、今の旦那さんには
階段の事、何か考えないと