乾燥の季節だからか、肌の調子もあまり良いとは言えず、それだけなら化粧水やら乳液で何とかするんだけど、急性咽頭炎なんてものにやられる始末。
まぁ大したことはないんですけどね、たまに唾を飲み込んだりすると痛いなって思うぐらいで、風邪の時に比べたら全然平気。
さっきまで気になってたかと思えばいつの間にか消えてるぐらいで、適当な炎症だなぁと思うわけです。
ありがたい限りですがね、痛みを消しておいてくれる分には。
カラカラ。
砂漠を歩けば水が欲しくなる。
砂はその歩く足をつかむことで容赦なく体力を削り、身体の中にある70パーセントの水分は汗として流れ出ることをやめない。
太陽は常に手の届かないところから照りつけ、前に進もうとする意識を刈り取る。
喉が渇いたと誰に言うこともできず、それでも歩いて歩いて、いつか水のある場所へたどり着く。
でも、その可能性は決して高くない。
背中に背負ったリュックの中には何が入っているだろう。
歩き抜けるだけのものを入れておきたいものだ。