6.待望の初勝利。

 

函館ダート1700mでは外枠が有利と言われる。

しかしベルクワイアが引いた枠は最内の1番。これはもう逃げるしかない。スタートの良さが問われる。

 

そして当日。ゲート入りが終わった後、少しの間が。ベルクワイアが物見する。

まさしく「頼む・・・!」といった感じだったが、無事正面を向いたタイミングでスタートが切られた。

 

そして、ルメール騎手もすべてを理解し、逃げを推し進めた。

こうなれば、もう心配は要らなかった。

 

いや、正確なことを言えば、それは結果論で、まだ心配はあった。

(距離は持つのか・・・?)

 

以前のルメール騎手のコメントではマイルでも長いようなことを言っていた時があった。

馬体から言っても、実はスプリンター寄りではないのか。

 

4コーナーを回り、直線で並びかけられる。

 

しかし、その心配を吹き飛ばすかのように、2番手の馬を突き放す。

後ろから2頭迫ってきたが、函館の直線は短い。すでにゴールはそこにあった。

 

 

7.成績(2019/7/22現在)

 

 

 

つづく。