5.小倉で一閃

 

ネオフレグランスは古馬初レースとして、帆柱山特別(小倉芝1200m)に出走。

実績を出している函館同様の滞在競馬だったため、前年後半の不振だった中山阪神と比べると期待は持てる。

 

しかしながら、人気は振るわず17.1倍の単勝6番人気。でも、この馬にはこれぐらいがいい。

 

スタートは悪くなかったものの、自然と後ろの方へ移動。これも彼女にとってはある意味定位置。でも、小倉の短い直線でどうにかできるのかなという思い。

 

4コーナーでは、函館勝利時と同様のきれいな大外からのコーナーワーク。これもいいときの彼女らしさ。それでも、まだ疑念はぬぐえない。

 

直線に入ってもほぼ最後方。マジか、と思っていると1頭の馬に故障が発生したため、そっちに目を奪われる。そして、その横を恐ろしい勢いで通り過ぎていった1頭の馬。

 

その馬は人の目で追いつけないくらいのスピードで前に居た馬達をことごとく後ろに追いやっていく。最後に先に先頭に立ったロイヤルメジャーをも交わしきる。そこがゴールだった。

 

 

・・・というポエムを書きたくなるくらいのすごさだったんですよ←

ぜひこのレースも動画を見てほしいです。こんなことある!?って思ってしまいます。

 

ということで、中館調教師をも、まさかあそこからと公式コメントで言わせてしまうくらいの勢いで1000万下を突破。出資者の中ではいよいよオープンか・・・!といった皮算用の思いが出てきたことでしょう。

 

でも、このレースが残念ながら彼女のレースでの最後の輝きとなりました。

 

 

つづく