それに固執するあまり、見えているハズのものが見えなかったり、
理解できなかったりするものらしい。
その一つの例が、チャールズ・ダーウィン(1809-1882) の航海。
彼が、ビーグル号に乗って南米の先端にあるフエゴ島に着いた時のこと、
この船が、ホーン岬の水路を通っているのに、フエゴ島の住民は、
それが、まるで眼に入らなかったという。
目に入らなかったというのは、彼らの想像を絶するほどの船が大きかったからだという。
ビーグル号
実際の船は、わずか全長27メートル、幅7メートル程度の小型船に過ぎなかった。
小さな舟しか知らない彼らにとっては、想像も出来ないほど大きく、
そのため、見ても見えていなかったらしい。
そこで島民に船を触らせたり、甲板にのっけたりした時に
初めて視覚と感覚中枢とが一致し、「船だ!」と実感したようだ。
今日のニュースに「ANA、サメ肌貨物機を初就航 燃料削減」と出ていた。
これは、飛行機の機体にサメ肌状の突起をつけた2,000枚ほどの皮膜を貼ることにより、
1%ほど燃費が向上するという。
ツルツルした機体の方が、摩擦が少なくて良さそうに思えるが、
そんな凸凹がある方が燃費効率が上がるのだという。
こんな風に感覚と現実の乖離は、様々なところにありそうだ。
そうなのか?!とも思うが、歳をとってくると自分の感覚が優先され、
それ以外のものが段々受け入れられなくなる。
困ったもんだが、よくあるコト。
そして、増えている...。
*無断転載を禁止します。
*严禁复制粘贴**本"Boots strap"博文禁止复制粘贴。如有发现,本人将采取法律措施。
*2カ所のブログランキングに参加しています。
↓↓下のアイコンにポチッとお願いします。押すとランキングのページに行きます。お手間ですが戻ってきて、もう一つ下のアイコン(にほんブログ村)にもポチッとして頂ければ、、。
エッセイ・随筆ランキング
↓↓ にほんブログ村は、こちら。
にほんブログ村
フレンドリーでリーズナブルな外国語スクール
*外国語リニア
芦屋市大原町12-1 プティビル 201
<了>