結婚相談所から申し込んだ11才歳上力石徹に似た方とは既に交際終了とされたが、

今は日帰り旅行で熱海から帰る所だ。

















列車に乗っておる間、

私の頭の中はひたすら花畑状態となり、

ピンクのオーラを脳天から放っておるのが自分でも分かる。

落ち着こうと努力するが、

なんとも上手く行かない。

手を繋いでいるだけでこんなにも幸せである。



※母の日に私は薔薇を贈った。この岐阜の店の植物はどれもすごく元気だ。














そして東京駅に到着して力石に、

また連絡するよ、と言われた時に堪らず、

帰りたくないな、と小さな声で呟く。



力石は追いかけると逃げるタイプであるのに、ついうっかり追いかけてしまう。




力石は、またね、と私に手を振る。


お互いの温度感はいつも一定にならない。





離れて行く力石に思わず、

クリスマスはどうするのだと問うと、

力石は遠ざかりながら、

考えて連絡する、

と言い残してユラユラと去って行く。








昔の私であれば、

何としてもピッタリ離れずに力石に着いて行き、恥も外聞も無く自宅に押し掛け、

今晩一夜を共に過ごす。と言い張った事であろうが、


ゴマ様ブログを読んでから、

相手の呼吸を慎重に読む様になった。




本物が欲しかったら、

相手の意思の尊重こそが絶対だろう、

結婚にも言えるだろうが、

男に腹を括らせる事こそが重要なのだと思う。





しかし、

相手の出方ばかりを気にしておっては駄目なのも確かだ。

例えは下手だが、

会社で口の固い人間に相談事をした時、

本当に口が固くて誰にも漏れずに、なんの解決にもならない時がある。


嫌、これは本当に下手な例えだイマイチだな。


などと考えながら、

携帯の通知を見ると結婚相談所からで、

恐る恐る開いて見れば10歳程年上の会社経営者からの申し込みである。年収は大台に乗っている。



顔は猿のようだが悪くないから、脊髄反射でそのまま受領する。





私は年上が好きだからどうしたって年収は重要な条件だ。

愛だ恋だも大事だが結果、自分が年老いた頃に貧乏老人では笑い話にもならない。



だから、年収1千万を超える男子の多い結婚相談所は、私に向いているのだと思う。



結婚相談所は気持ち悪い人が多いなどと言う者がおるが、それを聞くと何となく腹立たしい。

学校の1クラスの割合と同じ程であろう、自分が学生の頃に、上位6パーセント程のイケメンと付き合えたかどうか、

と言う事では無いかと意地悪く言い返したくなるのだが、あながち間違ってはおらぬだろう。





まあ私の婚活の条件は、私の若い頃からの経験値によるものであって、何が良いのかは人それぞれ。





それで、一回目の私の結婚は相手が悪かったから失敗したのかと言えばそれも違う。

あの時の私では、相手が誰であっても必ず失敗していたであろう。



こんな人と結婚すれば必ず幸せになれるというテンプレートは絶対に無い。

しかし、こんな人となら幸せになる為の努力が出来る、と自分に対して呪文をかける事は出来る。



しかし、この呪文をかける事で自分が不機嫌になるなら、呪文の内容は見直す必要がある。

不機嫌な女とは誰も結婚しない。











さて、会社経営者といつお見合いするか

など考えておると、

先程までの力石への熱量が少し和らぐ。




あんなにピンク色だった脳内が少しずつ冷めて、どちらと結婚するのが良いのかなどと、何も具体的では無いのに頭は勝手に比較検討し始める。




婚活女子としては正しい行動であるが、

人間として大事な何かを失ってはいまいかと、

ほんのりと不安にはなる。