ピアノは、週1回レッスンに通うだけでは
弾けるようにはなりません。
練習せず(できず)にレッスンに来ても
ピアノを弾いて遊ぶだけになってしまいます。
それはそれで楽しいレッスンですし
ピアノの楽しみ方の一つだと思います。
でもピアノを確実に上達させたいと願うなら、
レッスン日以外の日の練習が、どうしても必要です。
ピアノの練習が進まない理由を
3つ(時間的、精神的、環境的)に分け、
対処法を書いてみたいと思います。
※小学生までのお子様が習う場合を想定しています
ピアノの練習が進まない理由 その1
◎時間的な理由
忙しくて練習の時間が取れません。
忙しいのは、
子ども自身か、親か、どちらでしょうか?
1. 子ども自身が忙しい場合
・習い事の数が多過ぎる
(例)ピアノ+スイミング+塾+英会話+バレエ+習字、など
・レッスン日だけで完結しない習い事が複数
(例)ピアノ+ヴァイオリン+スイミング+塾、など
【説明】
子どもの集中力が分散し、体力も消耗する。
遊ぶ時間が持てず、ストレスがたまり疲れてしまう。
これでは、心身共に健やかに成長していけるか
危惧します。
ピアノと他の楽器を習う場合は、
楽器1つだけでも練習が大変なのに
更にもう1つとなると、かなりの負担になります。
子どもにとって、
何もしない時間も必要です。
ぼうっとしたり、
空想したり、
身体を動かして発散させたり…
【対処法】
ピアノを大切にするなら、
心身共に健やかな子どもの成長を願うなら、
習い事を減らすことをおすすめします。
2. 親が忙しい場合
フルタイムで働いていて帰宅が遅い。
仕事と家事、小さい子の世話、
習い事の送迎、宿題への目配り等で手一杯。
ピアノ練習に付き添う時間がなかなか捻出できない。
【説明】
フルタイムで仕事をする忙しさは、嵐のようだと思います。
共働きでもシングルでも。
核家族なら尚更でしょう。
子どもに口で『練習しなさい』と言うのは
かえって、口うるさくなってしまい
逆効果になることもあります。
【対処法】
どうしても週末にしか練習できないなら、
それでも良いと腹をくくりましょう。
理想的ではありませんが、
練習が全くできないよりはマシです。
子どもが高学年になり、
自覚を持って練習するようになるまでの辛抱だと思って
頑張ってくださいね。
子どもは働く親の背中を見て育ちますので、
パパやママの頑張りは、必ずや子どもに
伝わっていくことでしょう。
今は本当に大変でも、将来きっと、
『忙しい中、ピアノを習わせてくれてありがとう!』
と、感謝の気持ちを持ってくれることを信じて!
諦めてしまってはおしまいなので、
どうか頑張ってください。
そして、どうしても限界、
という時は、仰ってください。
言って頂ければ、
受験生専門ではない、街のピアノ教室の先生なら
練習できないことを責めたりせず
レッスン内容をお子様の状態に合わせ
家での負担がないように考えると思います。
上達は鈍化するかもしれませんが、
親子で疲弊して止めてしまうと
元も子もありません。
つづく
↓
ピアノの練習をさせたいけれど上手くいかないママ/パパ達へ伝えたいこと③
◆小髙ピアノ教室
