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三姉妹の末っ子りりは、ドラベ症候群。
1歳9ヶ月です。日々を母が綴ります。
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りり、救急搬送からの入院中です。
昨夜は、解熱剤の影響で熱が下がってはいたものの、いつあがるかわからない状況でした。
今回は、座薬の痙攣止めダイアップを事前に入れることで発作予防しています。
通常ダイアップは、1回目を入れてから8時間後に2回目。3回目はその16時間後に入れることで、そこから24時間。計48時間、丸々2日は効果があるとされています。
その3回目が(途中、熱が下がっていたりで、時間通りに入れたわけではないけれど、入れるなら)昨夜の25時でした。ですので、25時までは様子を見てようと起きていました。
25:00 検温したら、お熱はなし。
様子を見に来てくれた看護師さんと相談して、ダイアップは見送りに。
しかし、解熱剤も切れてる時間。
これから熱が上がってくる可能性もある。
でも、朝まで起きてる自信ない…寝てしまったらどうしよう…なんて、思っていたら…
お母さん、休んでください。
ちょこまかお熱確認して、怪しければダイアップ入れますね。
と、一言。
そうだな。このまま解熱するかもしれないし、ここはお任せしようかなと、付き添いベットで瞼を閉じました。
26:22ふと目が覚めました。
脈拍確認…あ!お熱上がってるかもと検温。
37.9!!
すぐに看護師さんを呼びました。
看護師さんは、きょとんとした目で「え?10分前に36度台でしたよ!」と。
そこから、私と看護師さんは発作との闘いが始まります。
すぐにダイアップ 用意します!!と、私はアイスノンを頭にしき、おでこは冷やし、冷たくなった手を握り、足は毛布で包み、首までお布団をかけて、悪寒で震える身体を温めます。
お願い、りりちゃん。頑張って。
すぐ用意されたダイアップ挿入。
りりちゃん、大丈夫だからね。
私の冷たい頬をりりにつけて、強く手を握ります。それでも、冷たく震えた手は、なかなか温かくなりません。
りりちゃん、ママがついてるからね。
全然悪寒が止まらない。
どんどん大きくなる。
かなりの勢いで熱が上がってる気がする…
看護師さん、アセリオは入れられませんか?
…(カルテ確認中)
アセリオは座薬じゃないから、ダイアップ挿入後でも時間空けなくても大丈夫ですよね?確認してください!
… お母さん、アセリオいきますね!
検温、39.7!!!やっぱり…
お願い、りり。ここまで、発作なしだよ。
お熱の上がりかけ、クリアしたよ。
このまま、頑張って!
驚きの速さで用意されたアセリオを、ダイアップ 挿入15分後に点滴から入れてもらいました。
(解熱剤に頼らないことも一瞬頭をよぎりましたが、まだまだ重積することを考えたら、この時期はやっぱり必要と判断。)
それから3分強経って、悪寒は止まりました。
手足も熱くなっていました。
すぐに手を離し、毛布を取りました。
ダイアップ入れて18分が経っていました。
熱が上がりきったな…
解熱剤が効いてくる30分後にもう一度検温しましょう!と、ベット傍から様子を見ることに。
2:56入眠。
看護師さんとふたりで目を合わせ、ほっ。
考えたら、りりの悪寒が始まってから、入眠するまでずっと隣にいてくれました。
そして、お母さんよく気が付きましたね、ありがとうございます。と、労いの言葉をいただきました。
あ、チームだなと感じました。
付き添いの私と担当看護師さんは、チームメイトなんだ。りりの親である私が、直接りりに接して心を安定させる。看護師さんは、実際にりりの看護、私への指示やアドバイスをくれたり、相談相手となってくれ、私の不安な気持ちも軽減される。
さらに私は、普段のりりとの違いを伝えたり、普段のルーティーンを知ってもらう。
チームワークが必要なんだ。
りりを守るためには、相手を信頼して、しっかり手を繋ぐことが、必要なんだ。そんな当たり前のことを、実感しました。
解熱剤が効いてくる時間を過ぎても、なかなか下がらない脈拍。看護師さんは小さな保冷剤をタオルに包み、りりの脇に差し込みました。
普段は嫌がるその行為も、すっと受け入れたりり。
お熱が下がってきたのは、4時過ぎていました。
そうそう、悪寒の最中、担当看護師さんが、絶対に発作させたくない!と小さく小さく呟いたのを、私は聞き逃しませんでした。
ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。
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と、書きかけたスマホを手に持ちながら、寝てました。
現在3:30で、脈拍108。
やっと終息かなと思っています。
このまま朝までお熱が出ませんように。