18日は観音さまの縁日③ ~道明寺天満宮と道明寺~ | あべしんのブログ

あべしんのブログ

京都・奈良・滋賀。寺社、古墳、花……、史跡をぶらぶら散策するおじさんの日記です。
京都市内は、ランニングしながら、ぶらぶらしていることもあります。

続きです。

そして、「本題その1」に進みます。
秘仏、国宝・十一面観音像を拝観です。

道明寺駅の周辺は、土師氏の根拠地でした。土師氏は、土器や埴輪を造る技術に長じ、その技術をもってヤマト王権に仕えた豪族でした。古墳造営や葬送儀礼に関っていました。
平安時代になって、“その技術”をもって朝廷に仕えることがなくなり、改姓することになりました。
菅原氏大江氏などです。

菅原道真公の祖先にあたる、土師氏ゆかりの土地なんです。

道明寺天満宮にお参りしました。
そして、道明寺の話をします。

皆さま、もうご存知の通り──。
道明寺道明寺天満宮を分けて考えるのは、無理ですよね!
明治時代の「神仏分離」によって分かれただけ・・。

道明寺土師氏の氏寺・土師寺として建立され、ここのすぐ南にあったそうです。
後で、宝物館で「河内志紀郡道明寺絵図」も見ますが、元々は、七堂伽藍や五重塔のある大規模なものであったようです。

また、前々回で書きましたが、東高野街道が横を通りますので、天皇や上皇や貴族たちも、立ち寄られたことでしょうね。
門前には、「土師窯跡」の石碑が建ち──。

この近辺で発掘された、「埴輪の登り窯」も復元されていました。
古墳の話は、今回はしません!

浄瑠璃・歌舞伎『菅原伝授手習鑑』の「道明寺」の場に描かれている故事では──。
延喜元年(901)、大宰府に左遷されるごとになった菅原道真公が、この寺にいた叔母の覚寿尼を訪ねました。

鳴けばこそ 別れも憂けれ 鶏の音の
    なからん里の 暁もかな
──と詠み、別れを惜しんだと伝えられます。

道真公の死後、天暦元年(947)に、道真公が刻んだと伝えられる十一面観音像を祀りました。そして、土師寺を、道明寺と改めることになりました。これは道真公の号である「道明」に由来するそうです。

やっぱり、天満宮。学問の神さま・菅原道真公を祀る古社なのです。 
先日、‘某’博物館で、菅原道真公のことをいろいろ言いましたが、やはり「お勉強できますように」とお参り(お祈り)しました。

そして、やはり天満宮。本堂の裏には梅園が広がっていました。
梅園をぐるりと見渡せる橋が中央に造られていました。
でも、季節は、梅の花じゃないので・・。

梅園には、孔子廟の前に弟子たちが植えたと言われる楷(かい)の木も──。
「学問の木」だからでしょうね。

そして、境内に──。
古墳時代、修羅をこのように使って巨大な石を運んだ様子が復元されていました。
これは、見ておくべきですよね。
そして、何故、このような場所に「修羅が復元されているか」──前回の記事でお分かりですよね。

その場所は、宝物館の北側です。
ここでは、菅原道真公の遺品と伝わる、玳瑁象牙櫛、伯牙弾琴鏡、牙笏、犀角柄刀子、青白磁円硯、銀装革帯などの国宝6点をはじめとする“まさに宝物”が・・。
正倉院宝物に迫る優品の数々です。

また、やはり天満宮
撫で牛さんも・・。

道明寺天満宮には、句碑がたくさんあります。今回は、「止めるはず」でしたが!
一つだけ──。
青梅や 餓鬼大将が 肌ぬいで

小林一茶が、道明寺を訪れて詠んだ句だそうです。 

さあ、いよいよ。
それでは、西隣りの道明寺に移動します。
残念ですが、楼門前の枝垂桜は、終わってしまったようです。

本題‘ちゅう’の「本題」です。
国宝・十一面観音国宝を拝観させていただきました。

このブログで、これまでにちょっとだけ紹介させていただいてます。わが国にある「国宝・十一面観音」は、7体。
その若々しい、優しい、瑞々しい表情に魅せられたオッサンが言うのも何ですが──。

落ち着きます。癒されます。救われます。

この道明寺木造十一面観音立像は、像高1mほど。平安時代初期の作とされます。カヤ材の一木造で、彩色を施さない素地仕上げの像とされます。

秘仏なのです。しかし、観音さまの縁日の毎月18日、菅原道真公(天満宮)の縁日の前月25日に後悔されます。
「月に2回」だけなのです。
18日に休みが取れたら──と前々から思っていましたので!

そして、道明寺十一面観音さま
お厨子のすぐ前、まさに“かぶりつき”で拝観させていただけるのです。

美しかった❗

でも、待てよ?
前に来た時、お厨子にガラスがはめられていたっけ?
数年前は、直接、空気越しに拝観したような・・。
たぶん・・。
まあ、いいっか!

歌碑については、ふれないはずでしたが──。
観音さまのお顔を拝観して、“心が洗われたような気がしました”ので!
以春風接人

「春風のなごやかさをもって人に接する」なんて──明日から、そうしよう!

私が、何故「4月18日」に、道明寺を訪れたかと言うと!
このブログをお読みの方ならご存知かと思いますが、私は「遅咲きの八重桜」のファンなんです。毎年、何処かに行ってレポートしていますよね!

それでは──。
こちらは、道明寺の。
こちらも美しかった。

そして、こちらは、道明寺天満宮の。
癒されました。

汚いオッサンが、こんなこと言って、申し訳ないです。

では、また。

まだ、「全コースの3分の1」くらいしか進んでません。

もう19日になってしまいましたね。
続きは、また改めて・・。

またしばらくお待ちください。