東日本大震災から14年が経った。
2万人を超える犠牲者と今なお避難中である3万人の被災者のことを思うとやりきれない。
やりきれないのは被災地以外ではだんだんと危機感が薄れてしまっていることに対して。
私は地震や津波については悲しいけれど、どうしようもないことだととらえている。
もっと強い地震や津波が来ると脅されている私の地域ではその覚悟も出来上がっている。
昔から忘れた頃に地震はやってきているし避けることなど出来ないと知っている。
でも原発事故は避けることが出来た、残念ながら人が介在した災害だから。
何度も避けるチャンスは有ったはずなのに、私達とは違い避けることは出来なかった。
東日本から人が消えなかったのは(残念だが追い出された人も大勢いる)神のなさけであったろう。
決死の事故収束活動で助かったと思うのもおめでたいが実際の所は人の力の及ぶところではなかったのが真相である。
核を制御することなど出来ないと思い知ったはずなのだが。
反省と懺悔はいまなお継続中のはずなんだが。
何より事故はまだ終わってはいないはず。
原発回帰?
何なんだろうなこの国は、痴呆症国家か?
そのうち誰も危機感持たなくなってしまうのか?
原発事故発生時に奔走する首相の足を引っ張り続けた元首相が名誉毀損で訴えられて、司法は無罪にしていたよなあ。
あのねえ。
政治じゃないのよ。
司法に高度な専門性の判断は無理だって。