新しい内閣が出来る度に携帯電話料金の値下げを謳うようになって久しい。

電波事業は総務省の管轄となっており、TVやラジオ等のメディアは政府に牛耳られているのは中国と変わり無い。

TVやラジオを聞いていると知らぬ間に現政権に親近感が生まれてくるようになっている。

ほんの30年前、携帯電話が今ほど生活に入り込むとは誰も予想をしていなかった。

電電公社のとき国民が作り上げた通信インフラはいつの間にか民間会社に売り払われ、皆が公平に利用出来た通信は特別な料金を払わなければならなくなった。

昔は黒電話で一日中話していても特別な料金は掛からなかった。

それが本当に一日中無駄話をする有閑マダムが現われ始めて3分10円の区切りが付けられた。

このとき時間に課金するという概念が生まれたが時間内では何を話そうが自由で有った。

恋人達が無言で受話器を握りしめていた3分間も、おしゃべりおばさんが早口でしゃべりまくった3分間も料金は同じだった。

それが現在おしゃべりおばさんには都合が悪い料金体系に変わってしまった。

時間に関係無く伝えた情報量(通信量)に課金するというものだ。

どうもしっくりこない。

昭和世代だから?

月一万通信料に払うくらいなら月一回ステーキ食いたいなと思うのは普通だ。

誰でもインターネットのように基本料だけで制限無しで良いのでは?と思っているはず。

情報というものはその価値は人が判断するもので、それは相対尺度であって絶対尺度ではない。

絶対尺度でないものに値札を付けるんだからそんないいかげんなものはない。

その値札について高いとか下げろとか論評することは価値観の押しつけで有り情報操作の一種である。

変り映えしない内閣だな。

 

花子、「N国みたいな屁理屈言ってるより真空管スマホの掃除した方がいいわよ」

太郎、「こいつはもう自由に生きさせてあげたい」