雨で気温は一気に下がった。
気温が下がってくると調子の悪いパーツが私には有る。
手指の動きが渋くなってくるのだ。
朝起きた時が一番顕著で良く物を落としたりするが次第に治まってくる。
ず~っと昔の頃からだけどね。
10本の指が自由自在に動くピアニストのような芸当は絶対私には出来ない。
仕事のときにはキーボードのタッチタイピングが出来ず雨だれ式だった。
不自由があるとそれを克服しようと努力する為か昔から手先は器用で通ってきたけど。
指が固まってしまうと具合が悪いので昨日医者に診て貰った。
医者が言うには「指の使い過ぎだよ」「何か心当たりは無いか?」と言う。
以前、耳鳴りで医師に診て貰ったとき「あんたバイクに乗るでしょう?」と一発で言い当てられたことがあった。
普通の人と異なることで思い当たることと言えば、やはりバイクに長年乗っていたことかな~。
中学生の頃から還暦までバイクに乗り続けていたような人は少ないだろうから。
乗ってるときは夢中だから意識しないがバイクは確かに両手指を良く使う。
車種によってはかなりの握力が必要になる。
好きだったから悔いは無いが長年手指を酷使してきたのは間違い無い。
私は指関節(骨)に何らかの異常(機械での油切れのような)が有る気がしたのでレントゲンを撮ってもらったが骨に異常は見られなかった。
それでも医師は何か閃いたのか「炎症止めに注射を打っておきましょう」と、準備し出した。
そして打つ前に「この注射は痛いんですよ」と脅す。
手の平に打たれた注射は昔尻に打たれたペニシリン注射を思い出すような痛さだった。
痛みを感じない細い針というのも現在は有るようだが薬剤を注入するときのジワッと広がる痛さはどうしても有るんだろう。
そして薬も出しておくので「3週間後に又様子を聞かせてください」と言われた。
出された薬を見たら炎症止めのボルタレンという練り薬。
確か父もこの薬を使ってるよな~、塗る場所は違うけど。
まあ、様子を見ていこう。
そこで私も閃いた。
最近症状が顕著になってきたのは気温のせいも有るだろうが、逆にバイクに乗らなくなったからではないのか。
微妙なブレーキング動作やクラッチ動作はそれなりに指のトレーニングにはなっていたのではないか。
そのトレーニングが無くなったがゆえ指の動きは油が切れた機械のようにぎこちなくなってきた。
そうに違いない。
指のリハビリが必要なんだろう。
そこで、バイクは未だ精神が不安定で怖いから自転車でリハビリをすることにした。
スポーツタイプの自転車はブレーキ操作以外にギヤシフトで頻繁に手指を使う。
この自転車を自由に操れるようになれば、しめしめ、痛い注射とボルタレンは要らなくなる?
息子に貰った24段変速
