Mさんは本職が猟師である。

獣を捕獲して獣害に悩む地域社会に貢献すると共に自身の生活を成り立たせている。

捕えた獣の尻尾を切って役場に持って行けば害獣駆除の報酬を得られるそうだ。

Mさんはその原資で猟師以外の仕事を展開している。

多数の道具(車輌系7台、犬三匹、他多数)を駆使して田んぼの耕地整理というとんでもない事業までやっている。

Mさんの猟師業は鉄砲一丁で成り立つ訳では無い。

そんなMさんの生産手段の”檻”を視察してきた。

いたってシンプルである。

餌には米ぬかが積上げてあった。

米ぬかに突っ立てた棒が倒れるとゲートが閉まる構造だ。

このような檻が多数仕掛けられている。

檻以外にも”くくり”と呼ばれる罠が多数仕掛けられているようだ。

獲物がかかると信号を発する機能は有していないので頻繁に見回る必要がある。

うっかり見回りをサボっていると何故か尻尾だけが無くなっているらしい?

 

 

 

 

Mさんに「猿を撃って欲しいな~」と要請すると何匹かは撃ってくれた。

しかしプロの猟師さんであっても猿を撃つのはためらうようだ。

ここは一つ私が、とも思うが。

精神疾患の既往歴(今も進行形だって?)が有る私には鉄砲の所持は難しいように思う。