変な天気だった。

天気予報のいうほど寒くはなかったが、

裏の畑を耕そうとしたら雪が舞い落ちてきた。

上空には確かに寒気が入ってきたようだ。

耕耘機のエンジンが吹けない。

原因は分かっている、キャブレターのメインジェットが詰まっている。

耕耘機を直して1時間ほど畑を耕した。

お隣のKさんが菜花を持ってきてくれた。

湯がいてマヨネーズで食べるのが好きだ。

ふと見ると知らぬ間に私の畑でも菜花の類が成長しているではないか。

この前まで寒さに負けて青息吐息の様相であったのが黄色い花まで咲かせている。

自然の息吹はこの寒村にも訪れたようだ。

とりあえず食べ切れない大根をどうしたら良いかとKさんに聞いてみた。

一番の対処法は切り干し大根であるそうだが、その他の調理法も教えていただいた。

大根づくしで1週間ほど食べ続ければなんとかなるかな?

Kさんが小鳥の餌場を見て「来ますか?」と聞くので「カラスはね」と残念な回答をする。

朝のテレビでカラスの鳴き声を研究している人が紹介されていた。

「腹減ったぞ~カアカア」

「エサがあるぞ~カアカア」

「ここは危険だぞ~カアカア」

とかの、何種類かの鳴き方を究明出来たらしい。

それをスピーカーで流してカラスを操っているそうだ。

それは結構なこと、

しかしこの辺のカラスは一筋縄ではいかない性悪だからね・・・