ここはY市で一番古い由緒ある喫茶店。

古さを主張しているテーブルや椅子が私にはしっくりとくる。

今日は禁断の甘味、アイスクリーム・ケーキに手(口)を出す。

(ショートケーキが売り切れたのでモンブランになった)。

たんまには良いだろう。

タバコはメンソール。

近くの席で紳士が「ピース」を旨そうに吸っている。

紳士はゆっくりと吸いゆっくりとはき出す、甘い紫煙に思わず生唾が出る。

本物を吸わなくなってもう何ヶ月経ったろう。

離れたBOX席に女性が1人。

ライターで火を点け一服吸っては直ぐもみ消すことを繰り返している。

女性の灰皿にはまだ長いままのタバコが積み上がっていく。

普通ではない吸い方に「イライラ」が見える。

この後に起こる何か嫌なことに苛立っている様子である。

ようやく空になったタバコの箱を握りつぶして出て行った。

紳士も私もやっと落ち着いたという表情で目を合わす。

その後におとずれる驚くべきことを予想するには私も紳士も幼すぎた。

先ほどの女性が戻ってきて元の席につくと、新しいタバコの封を切り始めたのだ。

 

サーモンが私の病気には良いのだと、覚えてはいたが私のどんな病気に良いのかを忘れていた。

今日の「断酒会」で思い出した。

資料も出てきた。

サーモン以外にも幾つか無印良品があった。

※ バナナ・・・ビタミンB2豊富(気分を安定させる)

※ ダークチョコレート・・・幸せホルモン分泌

※ コーヒー・抹茶・・・記憶力向上、認知症予防、うつ病のリスク低下

※ ピスタチオ・・・快眠効果

※ 卵・・・記憶力向上

※ スイカ・・・脱水症状軽減

※ オレンジ・・・素早くエネルギー補給

いよいよサーモンだ。

※ サーモン・・・脳の働きを助ける

あいや~、都合良いやつだけしっかり覚えていたもんだ、他力本願の正体見たり。