妻が人生の最期を過ごした介護施設(特養)に関して二つの事実が聞こえている。

その特養は開所からまだ二年足らず、6ユニット60床とデイサービスを行っていた、ショートは計画段階から無かった。

妻は開所当時から多系統萎縮症という特定疾病https://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/nintei/gaiyo3.htmlにより、二号被保険者として約8ヶ月その特養に入所していた。

その間、私と妻の姉さんにより、ほぼ毎日妻の夕食介助は家族が行っていた、他にも毎日介助に訪れる家族さんはいた。

職員不足は当時から慢性的に発生しており綱渡り的運営であった。

近くで同時期にOPENした同規模特養は開所時点で職員が集まらず1フロアーが空いたままだった。

特養の入所者は自力で食事摂取出来ない人が多く、食事のときは職員総出の体制が取られていたが気の毒な状況だったな。

その施設が、

一つは最近事業を縮小したという事実。

一つは職員募集に応募した人が採用を断られたという事実。

二つの事実から何が覗えるか。

職員の法定配置率を割ってしまったということ。

深刻な職員不足が発生しているが事業の立て直しには有能な人材が欲しいということ。

永い目で職員養成をしていくような余裕はなく即戦力が望まれているということ。

どこの特養も待機者がわんさか居るというのに入所に至らず諦めてしまう一因がここにある。

此処は一つ国の支援でしょう。

外国人材も一つの手段かもしれないが言葉通じるだけでも日本人の方が即戦力に近いところに居る。

いろいろ言われている職場環境の改善も国が率先してやるべきで自治体に丸投げはいかんよ。

介護保険制度も20年目を迎えて、まだ人材不足に苦しんでいるようでは国の面子が立たんでしょうが。

20歳は立派な大人なんだからね。

今日は成人の日だったかな。

私には招待状届かなかったけど。