現在進行形
昨日は母の介護保険更新審査、今日は主治医の意見書を貰うための受診。
母は現在要介護2である。
私は要介護3に上げて欲しい(特養入所を見据えて)のだが世間一般に認知症の捉え方は身体障害に比べて低いように思う。
妻は良く「精神障害のほうが身体障害より大変だよ」と言っていたが、世間はまだそのように受け止めていない。
認知症にもいろいろな症状があって他人に危害を及ぼすものから一見普通に見えてしまうものまで多様だ。
母の場合は後者のタイプだ、如何に大変かを理解してもらうのは難しい。
母の訪問ヘルパーさんも認知症だった自分の母親には手を焼いていたそうで、審査員に「貸してやるから連れてってよ」と言ったそうだ。
そのように、家族は苦労をしていても周囲はなかなか解ってくれない病気だ。
高齢化した社会に増えた現代病の典型であるが対処に悩んでいる家族は多い。
「自分は息子ですが母は私が誰なのか忘れてしまうのです」と悲しい事実を述べると、先生は、
「私の母も最後まで覚えていたのは飼い犬の名前でしたよ」と、
これまた悲しい事実。更に、
「よく電話してきて『携帯を無くした』と言ってましたね~」。
これは笑える。