現在進行形

 こんなことがあった。

妻の姉さんと一緒になって妻の言いたいことを文字盤上で組み立てていた。

センテンスはとても長い。

私は4~5文字でさじを投げお手上げ状態。

妻の言いたいことは二人とも解けぬままその場は分かれた。

後ほど義姉さんから連絡があった。

「妹が言いたかったのは、『シニカミカハイツテキテカカミヲオトシテイツタ』ではないかしら?」

本人に聞いてみるとどうやらそうらしい。

先に書いたように、妻の言いたいセンテンスを見つけ出すには、

9×9×9×・・・・・・・・・・・・・・と延々、9の22乗という途方も無い文字の組み合わせを推測し解読する必要がある。

しかも「死に神が入ってきて鏡を落としていった」など、普通はあり得ない会話でしょう。

血の繋がりの成せる技か。