現在進行形

 カルロス・ゴーンの逮捕に日本人は複雑な感情を持つ。

資本主義の世の中にあっても近年の著しい格差拡大は国民にとって歓迎出来かねることである。

多くの国民から見るとおよそ天文学的ともいえるような報酬を得る個人が存在し得ること自体が受け入れられ難い。

いったい、そんな大金を得てどうするのか、使い切れないだろう?

個人の能力にそんな報酬に見合う差があるとも思えない。

ただでさえそのような感情を持つところに、更に今回の容疑のような不法行為があったとするなら、ゴーン氏に向ける目は冷たくならざるをえない。

同様のことが一部の支配層で行われているとすると、国民はそれを正しい方向に修正しなければならない。

 外国人技能実習生の失踪が取り沙汰されている、年間に数千人とかで母数に比して非常に多くベトナム人の率が高いようだ。

より良い環境を求めた+思考的行動だとの的を射ない捉え方があるが、真実は劣悪な労働環境からの逃亡である。

低賃金、長時間労働、母国にあったシエスタの風習もない日本の劣悪な労働環境への失望感は今後日本政府の方針によって更に膨張していくのだろうか。

根源にある人口問題はどこの国にも有る、中国の名目出生率は日本より低く大問題だ、どの国も未来に不安を抱えている。問題は地球規模で存在し有効な知恵を出さないと人類社会は崩壊するだろう。

先ずは自分一人だけでも寿命まで生存出来る未来図を各々が構築しておく必要がある。

そしてその設計図を皆が描くことが出来なければ、社会主義の道を選ぶのも解なのかも知れない。