次なるドキュメント

2015/10/08

 腰椎の治療が終わって妻は退院してきた。

約1ヶ月半の入院期間中、私はやはり何も困ったことが有った記憶が無い。

私たち夫婦は家庭において主婦(夫)を必要としなかったし、家庭への依存度は希薄だった。

息子たち含め家族全員てんでんばらばらな生活をしていたから誰かに頼る必要は無かった。

妻は週2回の通院リハビリを継続しスポーツジムの利用も再開した。

腰椎骨折による入院前までに、妻はN市の大病院から近くの神経内科クリニックに主治医を変更している。

通院の楽な方が良いだろうとの配慮であり、それは正解であったろう、やがてそのクリニックで本当の病名が判明したのだから。

私はこの頃に会社に対して、「今までのような長時間の働き方は出来ないし延長雇用にも応じられない」と伝えた。

定年まで1年を残していたが、早い決断は会社を困らせないだろうし戦力外と捉えて頂いた方が私も気楽だ、早期退職も有り得ると伝えておいた。