現在進行形
系統接続された自家発電力は停電時に送電（売電）可能かというと出来ません。
何故かというと誰でも解るでしょう？
切れた架線を復旧しようとするとき、そこに電気が来ていたら危ないでしょう。
しかし事の進め方次第では送電（売電）可能かと思えるのです。
復旧修理箇所だけを遮断しておけば安全です。
きめ細かく遮断機を配置しておけばせっかくの自家発電力を無駄にすることはありません。
電力会社の発送電分離化迄にそのようなインフラ整備が進むと良いのですが。
今回北電のブラックアウトではせっかくの太陽光発電もパネルを温めただけ、風車は空回りしただけです。
これら無駄になった電力を利用出来たなら停電は札幌市とあと少々の都市だけに収まり、自然エネルギーの産地に近いだろう郊外の多くの酪農家や農家への影響は避けられたかも知れません。
発送電分離については送配電会社側の有利が予想されると思うのですがどうでしょうか。
作られた電気を安く買って高く売れば良いだけです、インフラは家の軒先まで既に出来上がっています。
方や発電会社は企業努力でどうにもならない化石燃料の価格に恐々としながら新興勢力との競争を余儀なくされ、
何より国策で手を引けない原発というお荷物を背負わせられますから気の毒なことです。
結果が広く国民の利益に資するとして結構なことだと思うのですが、電力会社内には様々な思惑が巡っているのではないでしょうか。