現在進行形

災害よるライフライン喪失は弱者にとっては死活問題になる。

水道・電気・ガス、とりわけ水が無ければ不自由この上ない。

水と非常食の備蓄はもう常識化している。

電気とガスは無くとも工夫次第で何とかなるし、民間会社は復旧が早いから待っておればよいだろう。

多くの農家や建築職人が持っている携帯発電機も今では安価で買えるから備えておくのも一法だ。

水道はほとんど地方自治体が運営主体であり、言葉は悪いが役所仕事は遅い。

給水車による配給で凌ぐことになるが、老人や障害者は自分で配給を受けに行くのも困難である。

行政による弱者の配置確認は常日頃から重要となる。

余談だが3・11の折りに仙台市に復旧応援に行ったが此処は都市ガスが市営であった為か復旧が遅かった。

地震から10日以上経っていたが今だ復旧せずホテルは水風呂、都市開発の遅れたプロパンガス地域が活況であった。

高層住宅の場合電気復旧までの上下移動が大変になる。

よほど大規模なマンション以外自家発電設備を持たないのが現実である。

老人や障害者は自宅に閉じ込めとなって買い出しにも行けなくなる。

健常者の助けを必要とするが、日頃から近隣との付き合いが少ないのが実情であり課題でもある。

災害による被害がより大きく作用してくるのが弱者であることは間違いないだろう。