コーク・バリントンは南アフリカ出身のWGPライダー。
ネルソンマンデラが永く獄中にいたときWGPで活躍したライダーです。
カワサキワークスのケン鈴木を慕い’78、’79に250/350ダブルタイトルを取る。
タンデムツインの2気筒KRはコークによって無敵を演じた。
その後500ccで敗北を重ねカワサキ撤退と共にGPから引退してしまった。
アパルトヘイトの母国は世界中から糾弾され、
後の南アGPは日本GPに置き換わっていくのです。
やがてN・マンデラは母国平和の象徴となり、ダイヤモンドは皆の肌で平等に輝いたのです。
ケン鈴木は軽井沢に小さなペンションを営んでいる、名は”シルバーストーン”。
コーク・バリントンと共に、想い出深いサーキットの名前です。

コークは白人らしからぬ感性を持った私の好きなライダーです。

大人しく義理堅く、ケン鈴木を慕って他チームに移籍することなくカワサキ徹底と共に引退してしまいました。
日本人のように真面目で律義なコークは今どうしているのでしょう。
そのころ活躍した片山敬済も、どうしているのでしょう。
随分と時は流れてしまったものです。