今日は,雨
昨日は,宇都宮でも初雪を観測しました。(どこで降ったかは知りませんが・・・!)

今年一番の冷え込みは,最低気温2度。
最高気温7度でも,雪雪になるのではとの憶測・・・でも,外れてほっとしています。

なので,昼RUnはできずに,事務所でTVを観賞。
本日,ついに,東京都知事が辞意を表明です。

そもそも,国内最大手の医療法人グループ徳洲会の資金バラマキなど,公職選挙法違反で社会的な問題になっていたことが,事の発端でした。

しかも,衆議院選挙は,昨年12月に行われていますが,大きく報じられるようになったのは,今年9月頃だったでしょうか。
そして,選挙違反の捜査は,警察ではなく,検察特捜が動いているのです。

そして,この検察特捜部の家宅捜査で,11月,現金5,000万円が発見。
その出所が,実は猪瀬都知事だったことが判明したため,その資金の目的や使途等を含めて,これまで連日,徳洲会幹部の逮捕よりも,猪瀬都知事の選挙資金疑惑が報道されるようになってきた訳です。

当初の知事の説明では,5,000万円ものお金は,都知事選挙の資金ではなく,知事個人の借入れ,しかも,無利子・無担保。
後日,提示する「借用書」には,借用期限もない。
紙1枚。
公正証書たる文書でもない。

通常の金銭貸借では,考えられない行為ですね。
個人の借入れをするのであれば,金融機関からの借入れすればいいものを,なぜ,疑惑を招くような行為をするのでしょうか。

都議会総務委員会では,自民党議員が,「知事!!,無利子無担保期限なしで借用できるのであれば,そんな善人者がいるならば,全国から,その人を紹介してくれよ!と皆が言う!」と言っていましたが,その通りです。

金融機関からの貸し渋りのために,資金繰りが悪化し,倒産に追い込まれる中小・零細企業はまだまだ,たくさんあるのですから。

そして,その借り入れた時期が,都知事選挙直前でしたから,普通に考えますと,選挙資金のため・・・思われても仕方ありません。

さらに,昨年11月に借り入れた5,000万円は,今年9月に徳州会幹部の逮捕が報じられるまで,返金していなかったそうです。
そして,9月に返金した際にも,秘書が公用車を使用して返却したそうです。

ここ最近では,東京都が東電の大株主ということもあり,東日本大震災後の東京電力株主総会時に,その代表として,東京電力病院を売買するよう,当時の猪瀬副知事が強く申し入れていることも判明しています。

そして,徳洲会の悲願でもある医療機関の東京進出。
病院の設置等には,知事の許認可が必要なのだそうです。
つまり,知事と双方の利害が一致していること。
このような内容も明るみになってきました。

こうなりますと,5,000万円のお金が,自身の選挙資金なのか,生活資金としての個人の借入金なのかの問題ではなく,利害関係における収賄疑惑になる可能性もあるのです。

作家出身の猪瀬知事は,小泉政権当時の道路民営化の急先鋒であり,鋭い洞察と糾弾力で国土交通省の官僚とやりあっていました。
国民は,既得権益に立ち向かう猪瀬知事をずっと視てきました。

また,今年9月に決まりました東京オリンピック決定。
その功労者としても,知事自身まだまだやることはあるのでしょう。

しかし,辞表を提出したそうです。
理由は,都政の停滞を回避するため。

そして,その動機付けは,前石原都知事や選対長からの「辞任!」とのアドバイス。
さらに,一部の報道からは,総理や自民党等からの批判。
都議会で設置される百条委員会で,収賄疑惑等の明確な説明ができず,自身の説明により,虚無申告との判定を受け,最悪の場合の特捜部による逮捕・有罪等の回避 などもあるといわれているそうです。

知事の言葉。

「政策は通だったけど,政治家としてはド素人だった」。

また,東京オリンピックの功労を1人やったかのような傲慢さ。
都議会軽視。(あいさつもあまりしないそうです・・)
そのような不満不朽がここにきて,爆発したのだとも言われています。

しかし,5,000万円の真相はどうなのでしょうか。
知りたいのは,まさにこの真相なのですが。
これが,明らかにされないまま,都知事選挙に突入するもどかしさ。

小生も含め,われわれは,付和雷同ってるのかもしれませんね。