皆さん、こんばんは。
今日は鳳凰模様のアンティーク刺繍のご紹介です。
もちろん一針一針丁寧に刺した手刺繍で約58年くらい前の作品です。
私自身の針仕事に大きな影響を与えてくれた方から頂いた大変貴重な作品です。
ソウルの梨花女子大学の刺繍科を卒業され、
その後、ご自身の嫁入り道具のために作った作品だそうです。
(そして・・・私が日本にお嫁に行くときに、頂きました。)
模様をよくみてみると、男女の鳳凰が中央に刺繍され、
その下に子供の鳳凰が刺しています。
鳳凰は鳥の中の王であり、竹の実だけ食べ桐のみ座る気高く清廉な君子で、
古くから縁起がいいものとされてきました。
この鳳凰刺繍はとくに新婚夫婦の枕に飾って使ったそうですが
夫婦円満と繁榮、安樂、子宝に恵まれるというような意味が含まれています。
子供の鳳凰の数ですが、
時代によって変わり、多いときは9羽から、どんどん減って行ったそうです。
(作品では6羽ですね~)
