皆さん、こんばんは♪
昨日はソウル・仁寺洞にある「ガナアートセンター」にて
開催されている韓服展に行ってきました。
「朝鮮女人の趣・唐依(タンウィ)」というタイトルで
ダンクッ(단국)大学の伝統服飾コースの学生たちによる卒業展でした。
唐依(タンウィ)とは前垂れのある長いチョゴリのことで
主に皇后や王妃・高級官僚の婦人 達の大礼服に次ぐ礼服です。
展示では16世紀から19世紀にわたって唐依(タンウィ)の変化を
歴史とともに変わってきたのがよく分かりました。
夏だと薄い生地の紗や麻で一枚仕立てになって、
冬だと厚みあるシルク生地で二枚仕立てになっています。
二枚仕立ての場合は表と中の布の色を違う色にすることが多くありますが
中布の色は赤を使うことが多いです。
その理由は先日紹介した「冬至に食べるパッチュッ」と「引越しもち」の
中でもお話したように、古くから赤は邪気を払うという意味があるからです。
ポスターの写真の黄緑色の唐依は夏用ですが
スッコサ(熟庫紗)で一枚仕立てになっています。
紗の薄い生地が透き通ってみえてとても美しかったです。
年が明けたら、私もこの唐依制作にチャレンジする予定です。
来年も、よりよい作品が作れるように頑張って行きたいと思います。
展示会は12月26(木)から31日(火)までです。
年末にソウル、仁寺洞にいらっしゃる方はぜひ足を運んでみてください。

