みなさん、こんにちは。

パソコンの調子が悪く更新が遅れました。すみません!


10月から制作していた伝統ベネッチョゴリをご紹介したいと思います。

ベネッチョゴリ(배냇저고리)とは

産まれたての赤ちゃんが着る産着のことです。

韓国では昔、各家庭で赤ちゃんが生まれる前に作って準備をしましたが

最近では残念ながらなかなか見られません。


今回制作している伝統ベネッチョゴリは韓服作りの基本の基本にもなります。

使っている素材は高級ミョンジュ(明紬)。

とても肌触りが良いのですが縫うには一苦労があります。

冬用のミョンジュ(明紬)ですが夏用でしたらノリを落とした麻でも作れます。


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袖と横腹の部分は表で返し縫いします。裏はこんな感じです。
(糸でつながっています)
袖と横腹の部分は赤ちゃんの成長とともに返し縫いした糸(ピンク)を外して
やり直しができるように作られています。
ですので新生児から1才まで着られるようになっています。
昔の人の生活の知恵に改めて感動です。

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糸飾りももう少しで完成です。
糸は古くから長生きを意味しますが
健康で長生きしてほしいという願いが込められています。
その願いを込めて丁寧に糸を編みます。

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冬のカサカサになった手や指先に糸が引っかかりダメになること、
皆様にはありませんか?
乾燥肌の私にはよくあることです。
このハンドクリームが針仕事の手を守ってくれます。

もう少しで伝統ベネッチョゴリの完成です。
同時にボソン(足袋))も進めています。
次の更新をお楽しみに