恋愛のススメ 2 | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

清冽な雪解けの水のようにほとばしる命の煌めき・・・
至高のアスリートにしてアーティスト、
羽生結弦選手を応援しています。

「好きな女性のタイプは?」との質問に対する結弦くんの答え。「好きになったらそれでいい。幸せだったらそれでいい。」面倒な質問をクールにかわしながら、その実、意外に真理を突いた回答かもしれない。

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恋は突然訪れる。あんな人がいい、こんな人がいい、なんて思い描いていたって、実際、恋に堕ちるのは全く別の人種だったりするのだから、恋愛のメカニズムは面白い。

ただ、どんな恋にも1つだけ、大切なことがあると思う。

私には忘れられない人がいる。車寅次郎。人呼んでフーテンの寅さんである。笑撃でしたか・・・?

第1作 男はつらいよ HDリマスター版 [DVD]/渥美清,倍賞千恵子,前田吟

若い方はご存じないかもしれないので、少し説明しますね。『男はつらいよ』は昭和44年に第1作が公開され、シリーズで全48作、特別編1本が製作された山田洋次原作・監督の松竹映画。

寅さんの実家は葛飾柴又、帝釈天の門前にある草団子屋である。芸者の子として生まれ、父に引き取られた寅さんは、16歳で父と喧嘩別れして家を飛び出し、テキ屋稼業で全国を渡り歩く渡世人となった。

そして家出から20年後、異母妹さくらと叔父夫婦が住む故郷柴又に帰ってくる。

ストーリーは毎回パターンが決まっており、寅さんの帰省、恋、失恋、おいちゃんとおばちゃんと大喧嘩、妹に見送られてまた旅に出る・・・の繰り返し。

恋多き男、寅さんについて甥の満男が端的に語っている。「手の届かない美しい人には夢中になるけれど、その人が伯父さんに好意を持つと逃げ出してしまう。」

望まれれば月をも盗みにゆく情熱を持ちながら、いざ、求められると秋風のように去ってゆく繊細さは、昭和のメルヘンである。

なぜ、美しい人との恋が成就する手前で寅さんが逃げ出すか、わかりますか?それは、相手を思いやる寅さんの心の優しさなのです。

自分は定職を持たない渡世人で、顔も長方形だし、お金もない。自分はこの美しい人を幸せにしてあげることができない・・・。

「そこが渡世人のつれえところよ。」そして、秋風のように去っていくのだ。


「燃えるような恋をしろ。大声出してのたうち回るような、恥ずかしくて死んじゃいたいような、恋をするんだよ。」
第47作「男はつらいよ 拝啓車寅次郎様」

若いうちにそんな恋の1つや2つはしておいた方がよい。受け入れられなかったらどうしよう、相手の気持ちを思いやるからこそ、のたうち回ったり、恥ずかしくて死んじゃいたくなるのだから。

「あの、何か困ってることはございませんか。どうぞ私に言ってやってください。たいしたことは出来ませんが、指の一本や二本、いいえ片腕や片足ぐれえでしたら何てこたあありません。どうぞ言ってやってください。」

第8作 男はつらいよ 寅次郎恋歌 HDリマスター版 [DVD]/松竹


腹なんか空かない。美しい恋をしていれば、一ヶ月ぐらい飯なんか食わなくたって平気だ。」

「若いときっていうのはな、胸の中に炎が燃えている、そこへ恋という一文字を放り込むんだ、パァーッと燃え上がるぞ!」

 

男はつらいよ 寅次郎の休日 HDリマスター版 [DVD]/松竹

昭和の恋は美しかった。恋愛に大切な1つのこと・・・それは相手を思いやる心。片思いの恋が美しいのは、そこに相手を思いやる気持ちがある場合のみである。

手の届かないアスリートを真剣に好きになる若い人もいるかもしれない。それもよいだろう。でも、そこには相手を思いやる気持ちがあるべきだと思う。

その恋が美しいか、美しくないか、違いはそこに生まれる。

「泣きな。いくらでも、気のすむまで泣いたらいいんだよ。」

 

男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎 HDリマスター版 [DVD]/松竹

「寂しさなんてのはなぁ、歩いているうちに風が吹き飛ばしてくれらぁ。」
第44作「男はつらいよ 寅次郎の告白」

古い映画かもしれないが、恋をする前の、いや、実際恋をしている最中の若い人にぜひ、観ていただきたい映画でもある。

本当は結弦くんにもオススメしたいところです。
この声よ、結弦くんへ届け・・・。

  
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   世界遺産写真家 富井義夫さんのブログ「フロム」
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ホー・レインフォレスト / U.S.A. 地球にひとつだけの風景

「そこはかとなく土や樹木の匂いが漂う・・・」
歌う写真から、今は香る写真です・・・。

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