それでも止められなかった私の怒りクセ | 10代20代の引きこもりを解決!  “人生どん底”から抜け出す  親子のリスタート実践プログラム

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今からでも遅くはありません。最悪な関係になっていたとしても、親が子どもを信頼するための心の在り方を知り、具体的な方法「聞くこと」を実践していくことで、安心感を持って子どもの将来を信じて見守ることができます。

こんばんは、安藤ひさこです。

息子たちが幼稚園、小学生のころの私は、怒ることが癖になっているようなところがありました。

子どもの顔をみたら、怒る。

夫をみたら、怒る。

まるでわざわざ怒る理由を探して怒っているようでした。

 

ときには大爆発して自分でもどうにもならないほど、怒りに飲み込まれていました。

 




そんな私に当時住んでいたアパートであることがありました。

隣に住んでたお母さんと当時年長さんの女の子に、バッタリと階段の踊り場で会いました。

私はそのときも息子たちに「もう、さっさときて!!」って怒っていました。

挨拶をして私が部屋に入ってドアを閉めたと同時に、その女の子が一言


「ねぇ、ママ、どうして隣のおばちゃんはいつも怒ってるの?」

はっきりそう聞こえました。  

「えっ?」「なに?」と感じたものの、そのときの私は

「だってしょうがないでしょ、私だって怒りたくないわよ。

男の子が3人もいる大変さ、わからないでしょ。」

心の中で反論を繰り返していました。

この話を先日のワークでもしたのです。

「わぁ、それはきついですね〜」って参加してくれた方はお話くださったのですが、そのときの私は

それでも怒ることを止められなかったのです。

それほどまでに私は、怒りを使うことが子どもや夫に対してのコミュニケーションのクセになっていました。

 


クセになっていることも気づいていなくて「子どものせい、夫のせい、私は被害者」と思いこんでいました。

そこから抜け出すきっかけは娘でした。


怒りのコミュニケーションは人と人を切り離すコミュニケーション。

その結果私と息子たちの関係はとても悪かった。

その中で娘が生まれたので、私はに二度とこの関係を娘との間に持ち込みたくない。

だから「怒りを使わない関係でいたい」と思ったのです。

「怒りを使うのをやめよう!と決めました。

 


決めたものの癖のようになっている怒りを使うコミュニケーションは、そう簡単には抜けらません。

私が使わないと決めたんだ」という思いを繰り返し自分につぶやきました。

そしてとにかく怒りがでたら書いて見つめることを続けました。

それと同時にほんの少しでも今までの怒りをそのままぶつける以外のことができたら、それをちゃんと自分が認めることをしました。

・初めは怒鳴ることから普通レベルの怒りになるだけでも「少しマシになった」

・普通レベルの怒りから、小言になった。→「小言ですませられた」

・小言から「ふーん」って少しムッとするになった。→「ムッとするだけにできた」

・ムッとするから「あっ、私、また怒りを使いたくなってる」と気づけた→「あっ、怒りたいって思ってることに気づけた!」


そんなことを繰り返して、怒りたくなる自分に早めに気づいて止めることができるようになりました。

いつもの怒りをそのままぶつける以外の行動をとるゆとりもできました。

そして実際に怒りを使わないコミュニケーションを学び、だんだんと結果も実感できるようになりました。

 

1つ1つの怒りに向き合うことで、怒りを使うクセを止めることができました。

 



・怒りを使わなくても相手に自分の本心を伝えることができる。

・怒りは伝えたいことを伝えることは難しい。

・怒りを少し止めることで、適切なコミュニケーションを選択するゆとりができる。


その1つ1つを何度も書いて実感することを続けて、今に至っています。

今は息子たちが「あの頃の母さんは何だった??」と言うくらいです。

他人様に「どうしていつも怒ってるの?」って言われても止められない怒りは、止められるものだとわかりました。

怒りの主導権は私にある。

だから怒りを使うことはやめることができる。

怒りを使うこともできるけど、使わないコミュニケーションもできる。

 

そう思えるようになって、楽になりました。

 

怒りをちょっと止めることで本当に伝えたいことがわかり、伝える方法の選択肢も増えます。

 

怒りだけでは相手との関係を悪くしてしまいますが、それ以外の方法を考えられるとそれをするだけで良いんですね。