卵は国産100%の食品だけど、飼料は輸入ほぼ100%の食品。だから輸入食品だってよ!知ってた?
今日も食の現場から生ブログ!正直、僕ね生産者には全然見られないんです(笑)でもこうやって現場の写真を見せるとようやく納得してもらえます。それぐらい生産者として信用が無いってことですけどね…。
でも卵創りに対しては、本当におふざけでやってるように見えて、非常にテキトーにやらせてもらってます(爆)いやいや真面目にやってるけども、それだけじゃツマラナイから色々と実験をいつもしてます。
ついこの前まで、うちのお兄ぃ(小6)の夏休みの自由研究の題材が「黄身の色の変化」と言って、黄身の色はエサでどれだけ変わるかを実験してて、お兄ぃよりも僕自身がその変化にすごく驚きと楽しさを見出しました!
左が普通のエサを与えた卵 右が飼料米主体の色素を与えてない卵。
この実験をしながら、ふと思ったこと。いやずっと思ってた事が、飼料の国産化がこれからの養鶏業になっていくのだと強く感じました。
知らない人の方が多いですけど、現在日本における卵の自給率はほぼ100%です。
しかしその卵の飼料自給率に関しては、ほぼ100%輸入に頼ってます。つまりは国産でありながら外国産というのが今の卵という訳です。
そして、卵という食材は世界情勢にものすごく左右されやすい食品で、その原因が「とうもろこし」という先物取引の「投機対象」の品です。
ちょっとアメリカさんがゴネると、一気に飼料価格なんて上がるという非常に繊細な食べ物。それが卵です。スーパーで週末になると集客アイテムで1パック100円以下になる食品ですけど、生産者側から見たら結構頭真っ青な事をやらかしている食品。
それが卵です!!ってことをみんな覚えておいてね!と押し付けてみる(笑)
もうじき辞めるんで、好きなことを書かしてもらってます。あくまで生産者側の視点なので、一方的な意見にはなりますが、生産者の生の声を辞めるまでは代弁して発信させていただきますのでヨロシクお願いします。
そんな政情が絡むと非常に不安定な食品である卵ですけど、将来的には飼料米を国内で生産増を見込んでみると、飼料自給率自体も輸入100%の状態からは脱却していくんだろうな!と僕は確信しております。
稲作農家と連携していって、飼料米を提供を受けるし、鶏糞を田んぼに使用していく流れがもうそこまで来ている。地域循環していく養鶏になっていくのだろう!と勝手に確信してます。
だから、今後卵の黄身の色は徐々に白くなっていきますよー!と勝手なことを言ってる今日この頃です(笑)
えっと、何度も言いますけど、黄身の色が濃ければ味が濃い!ってことは一切ないですから。騙されちゃダメですよ~♪
ではでは。