モヤモヤ | のろ猫プーデルのひゃっぺん飯  おかわりっ!!

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飛びすさって行くような毎日の覚え書き。
私はここにいます、の印。

緊急事態宣言が解除された、と思ったらクラスター感染が発生したりとコロナ騒動はなかなか落ち着きませんね。

と、同時に私自身モヤモヤしていることがあるので今回はそれについて書こうと思います。

 

コロナの罹患者第一号ってどうしてるの?

ということです。いやそれだけじゃない、疑問はまだまだあるぞ。

その人はどういういきさつで罹患したのか?

野生の動物は何を食べたの? コウモリ? マレーシア産のセンザンコウ? コブラ?

どの部位をどんな風に調理して食したの?

それとも調理の段階で感染したの?

どの部位をどういう風に扱って感染したの?

 

次から次へと疑問が溢れてくるので早速、ググりました。

すると写真付きで紹介されているではありませんか。

コロナ患者の第一号、武漢の市場で働くウェイ・グイシエンさんです。

彼女は12月10日に風邪によく似た症状を覚えて近くの診療所を訪れ、その8日後には意識のない状態で入院していました。

わかっていることはこれだけです。

上にずらずら並べた疑問に対する答えは見つかりませんでした。

なんで聞かないのさ!

彼女の口からはっきり聞き出せばいいのに。

その上で「中国政府は本当に素晴らしい対応をしてくれました。迅速で効果的な措置を取ってくれたとこに私は敬意を表します。いまや世界中の人が中国に感謝すべきです」

とかなんとか言わせればいいのに!

かの国はそのテの自画自賛、大得意じゃんかよう!

ところがある記事を見つけてその考えは吹っ飛びました。

なんとウェイ・グイシエンさんは病気が治ってから行方不明だというのです。

一気にキナ臭くなったぞ。本当か?

とにもかくにも彼女のことは日本の報道番組でも取り上げないし、結局何が原因で新型コロナウィルスが発生したのかもわからぬままです。

どなたか知りませんか? 彼女の行方を。

モヤモヤモヤモヤ。

私の中である霊能者の言った言葉がいよいよ真実味を帯びてきました。

「コロナは自然発生のウィルスとは思えないんです。人工的なイメージがつきまとうんです」

 

モヤモヤといえば今回の「ステイホーム」を利用して私はある計画を立てていました。

「アインシュタインの相対性理論を理解してやろう!」

とはいえいきなり難しい物理学の文献を読んだってわかるわけないので、「マンガでわかる相対性理論」というのを古本で手に入れ、やる気満々で夜中に読み始めました。夜中に読むのは家族に知られたくないからです。特に娘に見られたら

「母さんがマンガで相対性理論を理解しようとしてるーっ!」

とかなんとか父親に言いつけて二人でアハハハと笑うに違いないからだ。

想像するだにムカつく。それだけは避けたい。

 

アマゾンのレビューでは「この本を小学六年生にプレゼントした」とありました。さすがに私でもわかるはずです! こちとら半世紀年上だぞ!

わかったら晩御飯の時にでもさりげなく話題に出して夫と娘に自慢してやろうじゃないか!

 

主人公は男子高校生、夏休みの宿題に相対性理論を理解するように校長に言いつけられる。物理なんか皆目わからない主人公に一から教えるのは女教師だ。彼女は人に相対性理論を教えたくて仕方のない物理オタクである。

設定だけ理解して読み始めたものの、20ページも進まぬうちに頭がこんがらがって来た。ページを戻って読み返す。何度も同じ文章を読んで、しかし行き詰まり、仕方なく「とりあえず先に進んでみるか」とページを進めていよいよ難解の底なし沼へとずぶずぶ沈んでいく。

わかるのは時折出てくるイタイギャグだけ。

ギャグのセンスのみ小学生レベルでいっそ腹が立つ。

厚さ1センチほどのマンガを数日にわたって読み続け、ついにギブアップした。読んでも読んでも頭に浮かぶのは「ガリレオとかニュートンとかアインシュタインって本当に賢かったんだ」だけだ。

翌朝、私は娘に告白した。

「実は相対性理論を理解しようとマンガでわかる相対性理論っていう本を読んでいたんだけどさっぱりわからないんだよ。あんた、わかる? 」

娘は「ふーん」と本を読み始め、しばらくたって「一応、読んだよ」と戻って来た。

彼女はマンガを読むスピードが恐ろしく早い。

「まず絶対的なものは何かっていうと光なんだよ。それで光の速度を計ろうというんだけど……」

一生懸命聞こうと思う。思っているのに気が付くと他のことを考えている。例えばよく唇が動くなぁ、とか、平成生まれは早口だなぁ、とかこの子は真剣に説明するとき身体を左右にゆする癖があるんだなぁ、誰に似たんだろう? とかだ。

この感じ、この、人の話がゼンゼン耳の中に入ってこない感じはある種の懐かしさがある。

ーーそうだ、数学の授業だーー

数学や化学の授業の時、理解しようと努めれば努めるほど頭の中に白いモヤが立ち込めた。モヤモヤモヤ~。この靄が私の脳を支配してしまうのだ。モヤがどうでもいいことばかり私に語りかける。

この先生はなんでいつもサンダル履きなんだろう?

とか

あ、先生、腕時計のベルトにカレンダー巻いてるよ。

とか

授業終わったらダッシュでコロッケパン買いに行くぞ!

とか……。

 

夕飯、娘が夫に「ねぇ、父さん、相対性理論って面白いんだよ」と言い出した。

彼女は得意げに解説している。それ、私がやろうとしたことだ。

夫は私とほぼほぼ同年代なのに「そういうのわかんないよ」ともいわず、興味深そうに相槌を打ったり質問を返したりしている。

モヤモヤモヤ~。

モヤがまた広がりだした。その中で「私の娘は一体誰に似たんだろう」と考えていました。

「私でもおばあちゃんでもひいばあちゃん、ひい爺ちゃんでもないな。ひい爺ちゃんは算数の教科書の表紙に『毒本』と書いたくらいなのだ。頭が痛くなるから『毒本』。そうか、このモヤモヤは毒の霧か。なるほど、このモヤモヤは遺伝なんだな」

唯一たどり着いた答えでした。

モヤモヤ~。