お花見で賑わう川沿いを歩きながら、いよいよ入院。

今回は窓際を希望したので、ベッドからは桜並木が一望できて気分がいい(しかしこんなかたちで花見はしたくなかった)。

4人部屋の窓際にはひとり先客が。軽く挨拶をして、旦那とともに院内の案内を受ける。

 

★気になったこと

・ベッドが手動リクライニング(電動じゃないのか)

・備え付けの体温計が古い(看護師さんが「うちのは古くて遅い」といつもこぼしている)

・デイルームにある給湯器のお湯の温度が80度MAX

 

なにぶん入院経験がないので他の病院と比べられないが、ベッドは電動であってほしかったな。それとも電動は個室の特権なのかな。

角度を変えるためにいちいちナースコール使うのもちょっとね……(そしてこのあと実際に、手術後の痛みに耐えながらベッド下のハンドルをぐるぐる回すことになる)。

あと体温計が古くて計るのに時間がかかるのはまあいいとして、デイルームのお湯が80度ってのは普通なのかな? ドリップコーヒー持ち込んだんだけどほうじ茶くらいの濃さしか出ず。まああんまり熱いお湯出して火傷されても困っちゃうよね。コーヒーに関しては一階のカフェでその都度買うとして。

 

とにかく、暇だ。

まじでやることがない。

いろんなブログを見ると「手術前日はやることがいろいろある」と書いてあったのにおかしいな。ひたすら放置されている。

だんだん不安になってきて調べたところ、どうやらわたしは術前検査の時にすでにさまざまな説明を受け尽くしていたらしい。それならば、とばかりに、残っていた仕事を続行。

 

そう。入院当日のこの期に及んでも、いまだフリーランスの仕事が終わっていないのである。

 

今日も朝4時にいったん納品して、仮眠取って入院して、ベッドの上で修正作業を行っている今。

ある意味、やることなくて助かった。しかし次の締め切りは金曜日。退院予定日を締め切りに設定している自分、我が事ながらどうかしているとしか思えない。とても韓ドラ一気見なんてできる雰囲気じゃなくなってきた。

 

そうこうしているうちになんとか修正作業も終わり、お昼ご飯がやって来た。わーい!

初めての病院食なので興味深く食べた。やはり薄味。そして噂に聞いていたとおり、白米の量が多い。どちらかというと白米よりもおかずを多く食べたい人間なのでふりかけは必須。


夕方になり、明日のスケジュールの説明を受ける。

てっきりセンチネルリンパ節生検の注射?を前もって受けるのかと思っていたけど、いつまで経ってもそんな話は出てこない。

あとで調べたところ、手術の前日に注射して検査する方法と、術中に検査する方法の2種類があるらしい。わたしは後者だったようだ。前者はめちゃくちゃ痛いと聞いていたのでよかった……のか? よくわからない。よかったということにしよう。

 

朝4時まで起きていたのでとにかく眠い。でもいま寝たら夜眠れなくなりそうなのでがんばって起きている。

そんな時、病室に慌ただしくなった。

この部屋に新たな患者さんが運ばれてきたのだ。(力尽きたので続く)