キラキラしていたように見えた世界に入ってみた結果は、どの場所に身を置いても結局おんなじ生き辛さの壁にぶち当たる。毎回またかと母と似た特徴を持つ人が現れて怖くなる。そして承認欲求に振り回されて苦しくなる。
3月は繁忙期で20名くらいの短期アルバイトがいました。学生がほとんどで、面白いことに2〜3週間するとそれぞれ役割が出来てきます。人と一緒に作業したくて群れる人、淡々と1人で作業する人。群れのリーダーとして引っ張る人。
自分の得意分野に特化してポジションを確保する人。上手くサボりながら時間を過ごす人。早い段階から社員に頼りにされる人。私は気がついたら便利屋みたいに、トイレ掃除から売り場変更まで幅広く振られるように。
それぞれ“これ”みたいな強みとか特徴があるのに、私はそうでなく何でも屋さん。都合良く使われているみたいで自分自身と重ねてしまう。自分を持つことが出来ずに成長して、周囲にとって便利に流される。それと重なって苦い気持ちになる。

